3月にロンドンで観たというのに、やっぱりまた観たくなっちゃう
英国ロイヤルバレエ「ドン・キホーテ」@東京文化会館。
主役のバジルは、ロンドンでも東京でも、ワディム・ムンタギロフさま一択。
長ーーい、そして真っ直ぐな脚。ひざと関節の柔らかさは特筆もの。
むおーんとスヌーピーみたいに長い鼻は、好き嫌いはあるけど、私は大大好き!
生まれながらの品格があり、王子さまキャラまっしぐら、、なんだけど、ドンキみたいな庶民が主役の舞台にもちゃんとはまって、
コミカルな持ち味もなかなか!
素敵なんですよ、ワディムさま!!
主役のキトリは、美女のヌニュスさま。こちらも王道の品格があって、いかにも英国ロイヤル。しかもテクニックの安定感は抜群。
ロンドンで観たキトリは、(誰とは言いませんけど)例えて言えば大阪のおばちゃん風で、あまりに外連味がありすぎて、まあ、ドンキらしく楽しいんだけど少々食傷気味だったので、
そしてワディムさまがすっかり霞んでサポート役に徹したように感じられて、私的にはイマイチだったので、、
今回の東京公演で、やっとロイヤルっぽいドンキが見られて大満足だったのです。
日本人プリンシパル平野亮一さんも、見せ場たっぷりの闘牛士役で登場。
闘牛士の持つ布ムレータのサバキも美しく(ロンドンで観た人は布を捌ききれずもたついた、、)キレッキレの闘牛士ポーズで最高の出来栄え!
東京文化会館の5階まで、びっしり埋まった満員御礼。大入札も出て、客席の盛り上がりも最高だったため、ワディムさまはじめ全員がノリノリ。やっぱり観客が舞台を作る、って言うのは本当ね!
ドンキのように、他のことを考えずにひたすら高く跳び、ひたすらくるくる回り、ひたすら魅せる・見せる・観せる、、こういうバレエ、好きだわあ!!
日本人プリンシパルでシネマビューイングで主役を務めた高田茜さんは、別の日にキトリにキャスティングされていて、それも楽しみだったんだけど、怪我で降板。
日本お披露目は見送りになってしまいました、、あー、残念!
日本では本番はもちろんのこと、カーテンコールでも写真が禁止されているため、ロンドンで撮ったカーテンコール写真も、アップします。
スペインの乾いた熱い砂を含んだ風が吹いてくるような、
素敵な舞台プロダクションでした。
#英国ロイヤルバレエ #ドンキホーテ #ワディム #平野亮一 #東京文化会館