ご報告です。
昨日、実家の母の四十九日法要を無事終えることができました。
いろいろご心配をおかけしたにもかかわらず、ご報告が遅くなりました事をお詫び申し上げます。
母は、ゴールデンウィーク中の5月3日に脳梗塞を起こして自宅で倒れ、そのまま緊急搬送されましたが、一度も意識を戻すことなく、5月7日に還らぬ人となりました。
最期の一年半はヘルパーさんのお世話になりましたが、自宅で最期を迎えたい、と本人が望んだことにほぼ近い形で送ることができ、
私たち家族一同、寂しくはありますが、心からほっとしております。
まだ母が健康だった頃、いくつか文字にして書き残していたことや、言葉にしてメモにしていたことがありました。
1.延命治療は望まない、ただし、苦痛があった場合は痛み止めだけはお願いしたい。
2.遺影の写真は、大好きだった水色のストールを付けたものを使用すること。
3.旅立ちの着物は、私が高校卒業及び大学入学、妹が小学校卒業及び中学校入学時(これは同じ年)に誂えた象牙色に金糸刺繍のものにすること。
また、その上に家紋の入った黒羽織を着せて欲しい。
4.告別式などは、家族のみで行う。他への告知は四十九日を過ぎてからにして欲しい。
この遺言があったおかげで、母の望んだ通り、ひとつも迷う事なく、送ることができたことに、今更ながら感謝の気持ちでいっぱいになります。
お世話になった皆様へのご報告が遅くなりましたのも、以上の事情がありました事、お察しいただけましたら幸いです。
母の戒名には、お洒落で服好きだったことにちなみ、「裳」の文字と、
水色が大好きだったことにちなみ、「青い月」の文字が入っています。
今夜も月が綺麗ですが、
青い月を見る度に、きっと、
母を思い出すと思います。