ミュージカル「エリザベート」初日@帝国劇場。
井上芳雄クンが藝大在学中に初演時のルドルフ役で鮮烈なデビューを飾ってから20年。こんなに色褪せないミュージカルも珍しいわね!
ずっと毎回見続けている私たちもすごいけど。。
やっぱり、曲の美しさと、ハプスブルクの滅亡という歴史に基づいた設定に加え、黄泉の帝王トート閣下というオリジナルな人物を主役に据えた脚本の秀逸さが、飽きさせず色褪せない魅力の元。
そして配役の素晴らしさ!
40歳になった芳雄クンが前回に続いて3度目に演じるトート閣下。まるでロックスターみたいな出のシーンは、今回新しく加えられたもの。
メイクも前回より薄くなって、"デーモン閣下"からもっと人間的なキャラクターに変化、すごくいい!
年齢を重ね、深くなった声にぴったりはまり、他の誰にも追随を許さない、卓越した死神トート。
そういえば、20年前の初演の時は、劇団四季を卒業した山口祐一郎さんの迫力あふれるトートに感動したわ。
芳雄クンとのキスも、二人とも背が高くハプスブルクの制服が似合って、まるで漫画の一シーンのように現実離れした美しさだった。。
今回のルドルフは、京本政樹さんの息子、京本大我クン。顔は綺麗だけど鮮烈さに欠ける。背も低いし。
エリザベート役の花總まりさんは、美しく手堅い安心の配役、でもちょっと長く演じ過ぎたかも。次は違うフレッシュな配役で見たいかな。
育ちゃんもマリオクンも、すっかりミュージカルの主役を張れる大スターの風格が出てきて、
エリザベート初演の20年前からの日本のミュージカルの発展を鑑みるにつけ、感慨深い。。
やっぱりもう一度見たいな、と思ってチケットを確認したら、、なんと某サイトでは、今日とほぼ同じ位置のS席一枚で、99000円(!)で出ていましたー!!あり得ない!!!
もう今シーズンは見られなそうで、初日チケットは、貴重な貴重な一枚なのでした。。
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