バイロイト市内に、辺境伯オペラハウスがあります。辺境伯、なんて可哀想な名前ですが、ここバイロイト伯爵領に嫁いで来たお姫様が、当時23歳、今の感覚ならアラフォー、ということで、主要な場所には嫁げない年齢だったらしい。


でも、そのお姫様は教養に溢れ、美術・音楽に造詣が深く、この地にオペラハウスを建てようと決意、素晴らしいオペラハウスができたのでした!


ヨーロッパに残るオペラハウスの中で唯一、大戦の火に焼かれず残った建設当時のままの姿。


外観は石造りの地味なものですが、中に入ってビックリ。
デコラ過ぎるほどの圧倒的内装!

うっとり。。
金箔を贅沢に使い、ペパーミントからフォレストグリーン、メロン色まで、様々な緑色を基調色にして構成。


音響効果も素晴らしく、今はデジタルスクリーンが配され、オペラ以外でも様々な用途に使われているそうです。



ミュージアムグッズがこれまた素晴らしく、内装に使われているロマンティックな図案と様々なグリーンを活かして、スカーフやブローチといったファッショングッズから、
紙ナフキンやお皿、カップアンドソーサー、メモ帳といったライフグッズまで、たくさんの種類が売られていました。

これはドイツではとっても貴重!
何しろ、食品以外、気の利いたお土産にいっさい出会わないのが1週間続いたので、ドイツのお土産市場に半ば絶望していたから。。

というわけで、私は軽くて割れたりしないミントグリーンの紙ナプキンを大量にゲット。とても素敵な思い出の品になりました!

一方、ダメダメだったのが、いかにもドイツ人らしい高圧的態度。まったく、客はアメリカ人と日本人しかいないというのに、ドイツ語オンリーで15分間も一方的に解説するなんて。途中に私語一つ挟ませない。
あー、ドイツ的!
こういう態度、今回の旅で至る所で見たわ。

もちろん、バイロイト祝祭劇場なんて、その最たるもの、なんだけどね〜。

多分、国際的にもこういう態度で、すべて交渉ごととかするんだろうな。今までの歴史なんかもすべて、ね。

ドイツの重厚さや堅固さ、律儀さ、規律的とか、良い方もあるけど、
私はここでは暮らせないな、息苦しくて。。

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