毎年のように、一年を「一文字」の漢字で振り返る習慣があります。

 

昨年は、世界・日本・自分をそれぞれ別の漢字で整理していましたが、今年2025年をあらためて見渡したとき、いちばんしっくりきたのが「転」でした。

 

去年2024年に掲げていた「初一歩」「熱」「夢想打破」。


そして今年2025年への「掴」「遺」「煌」「刻」「瞬」という思い。

 

これらを背景にしながら振り返ると、今年の一年は仕事も暮らしも大きく「転がった」時間だったように感じています。

 

今日はそんな一年を
 ・仕事の「転」
 ・暮らしの「転」
 ・思いの「転」
という三つの視点からまとめてみます。

 


 

 ■ 仕事の「転」
~14.5年いた場所からの卒業~

 

今年一番大きかった出来事は、何よりも「転職」でした。

 

同じ職場に14.5年。


長くいるほど、そこでしか通用しない常識や、変えられない前提が積み上がっていきます。

 

頭のどこかでは
「やりたいことは別にある」
「もっとこういう仕事がしたい」
と繰り返し思っていたものの、実際にはほとんど動けていませんでした。

 

・今の環境を手放すこわさ
・自分に本当にできるのかという不安
・転職市場に出ていく面倒くささ

 

こうしたものが折り重なって、気がつけば「やりたかったのに、全然できなかった」という状態が長く続いていました。

 

そこから一歩を踏み出せた背景には、コーチングの存在が大きかったです。

 

コーチングを通じて関わってくださった方々のおかげで、自分の本音と丁寧に向き合う時間が増えました。

 

・本当はどんな働き方を望んでいるのか
・何に時間とエネルギーを使いたいのか
・何を手放せば、次に進めるのか

 

言語化が進むにつれて、「転職しない理由」の方がむしろ弱くなっていきました。

そして実際に転職し、新しい職場で二か月目が終わった今。
 

率直に「ここに来て良かった」と感じています。

 

もちろん、まだ慣れないことや覚えることは多く、手探りの毎日です。

それでも


・新しく学べることがある
・自分で選んで動いた実感がある


というだけで、日々の充実感は大きく変わるのだと実感しています。

 

今年の「転」は、仕事の肩書きが変わったという表面的な話だけではなく


「やりたいことを、やりたいままで終わらせない」


そんな自分への宣言でもありました。

 


 

 ■ 暮らしの「転」
~「小さい旅行」としての二度の引っ越し~

 

わたしの中には


「人生は小さい旅行の集まり」


というコンセプトがあります。

 

大きな海外旅行だけが旅ではなく、
 

・住む場所を変える
・日々の動線が変わる
・よく行くスーパーや飲食店が変わる
 

こうした変化も、ひとつひとつが「小さな旅」だと思っています。

 

今年はその意味で、とても旅の多い一年でした。

 

2月に板橋へ、11月に江東区へ。


一年のうちに二度も引っ越しをしています。

 

「どちらが良い」「どちらが悪い」という話ではなく、
住んでみないとわからないことが、やはりたくさんあります。

 

・朝晩の空気感や、街の静けさ
・駅までの道のりで目に入る景色
・コンビニやカフェの雰囲気
・すれ違う人たちの空気

 

細かな違いの積み重ねが、日々の気分や思考にもじわじわと影響してきます。

 

板橋での時間があったからこそ見えたものもあれば、江東区に移ったからこそ気づいた自分の好みもありました。

 

同じ東京の中であっても、区が変わると「別の国に来た」ような戸惑いと新鮮さがあります。


それらをまとめて受け取りながら、「小さい旅行」を重ねてきた一年だったと感じています。

 

暮らしの面での「転」は
・環境を試す勇気
・「合わなければ動いてみる」という選択肢
を自分の中に増やしてくれました。

 


 

 

 ■ 思いの「転」
~年初の言葉が現実を変えた~

 

2024年のはじめに、自分の中にあったキーワードは
・初一歩
・熱
・夢想打破
でした。

 

・初一歩
 やったことがないことの最初の一歩を、とにかく踏み出すこと
・熱
 中途半端ではなく、心が動くものには熱量を注ぐこと
・夢想打破
 頭の中の理想や妄想だけで完結させず、現実と向き合いながら形にしていくこと

 

振り返ってみると、今年の「転」は、この三つを現実レベルで試した結果だったように思います。

 

・転職という大きな「初一歩」を踏む決断
・新しい仕事への「熱」を持って学び直している日々
・長く居続けた職場や慣れた生活パターンという「夢想」を一度壊し、別の選択をしたこと

 

年始に願った思いが、そのまま静かに続いていくのではなく
「転」という一文字に凝縮されて、今年の出来事として現れてきた感覚があります。

 


 

 さいごに

2025年に向けては、すでにだるまに託した願いもあります。

 

来年は、今年の「転」で生まれた変化をどう育て、どんな形で定着させていくのか。


それとも、さらにもう一段階「転がして」いくのか。


自分でもまだ答えは出ていません。

 

ただひとつ言えるのは
「動かなければ見えない景色がある」
という当たり前の事実を、今年ほど強く実感した年はなかったということです。

 

14.5年いた場所から動いたこと。


一年のうちに二度も引っ越しをしたこと。


年始に掲げた思いが、現実の選択となって現れたこと。

 

それらをまとめて振り返ると、やはり今年の漢字は「転」以外にありません。

 

うまくいったこともあれば、まだ手探りのことも多いですが
・やりたかったのに、やらないまま終わる
そんな一年にはしなかった、と胸を張って言える気がします。

 

来年の自分が、この「転」をどのように受け継いでいくのか。


また一年後、あらためて振り返る日を楽しみにしながら、今の環境と日々を大切に味わっていきたいと思います。