お別れしてきました。






記録に残したいので、日記みたいになりますが
ブログに書かせていただきます。
朝一番で通院。
当日の診察で、
「やっぱり赤ちゃんは見えないですね」
ということで、子宮頸管を拡げる処置をして
病棟へ移動し、
1時間ほどベッドのあるお部屋で夫と待機。
手術をしてくれるクリニックは、
ARTクリニックを順調に卒業できたら
お世話になりたいなと
思っていたところにしました。
ここでお願いしてよかったです。
春にはまた引越しが控えているので、
時期的に多分ここで次お世話になることは
ないかもしれないのですが…。
ご縁があれば、是非と思いました。
分娩対応可能なクリニックなので、待合室は
お腹の大きな妊婦さんや、
1ヶ月検診かなーと思う赤ちゃんと一緒の方が
たくさん。
それをみても不思議と、それほど悲しくもなく
うらやましくも、ありませんでした。
新しい命のあたたかい力で、
待合室はいっぱいにつつまれていて
むしろ、少し力をもらえたような気がしました。
時間になり、手術室へ。
台の上に上がり、脚をかけ、
静脈麻酔が入り、数をゆっくり数えながら
赤ちゃんにもう一度ありがとうと、
お別れをしました。
ゆっくりとぼうっとしてくるので、
そっと目を瞑り、
20まで数えたところで、数える気がなくなり
呼吸だけにしました。
聞いた話では多くの方は数えている途中で
意識が無くなるそうですね。
私は少し意識がなかった時間もありましたが、
手術が開始されると、先生の声や器具の音、
お腹のじんわりした痛みがやってきて
ほぼ、ぼんやり意識がある状態でした。
視界は目が開かないので、
ずっと、薄い黄色と橙、ピンク。
局所麻酔以外は経験がなかったのですが、
まったく意識のない状態にはならなかったようです。
痛みは麻酔がかかっているおかげで
問題なく耐えられるのですが
痛みがあることは自体はわかりました。
麻酔でぼんやりしていて、
動く力もない気持ちで、音も聞こえるけど
ぼんやりで…
まるで夢の中の出来事のようでした。
手術が夢だったらいいなあと思いながら
夢じゃないことが、お腹の痛みでわかりました。
しばらくして、
先生が、処置がおわりました、とおっしゃって、
ああ、もう終わっちゃったんだ…
あっという間だった、と思いながら…
つい「はい」と返事をしたら、
どうやら本当に声で返事をしていたらしく
あとで看護師さんに意識あったんですね〜と
言われました。
そのあと、点滴が終わるまで30分くらい手術室の
台の上で横になったまま回復を待ちました。
つい、あっという間に終わっちゃうんですね、
とこぼしてしまったら、
看護師さんがそばに来てくれて。
少しだけお話ししました。
タイミングでうまくいかず、
不妊治療をはじめて、体外受精をやって
はじめて妊娠できて…
すごくすごく残念だったけど、
1ヶ月赤ちゃんのお母さんになれて
嬉しかったこと、
赤ちゃんにありがとうって思ったこと…
だから、また治療をがんばりたいこと…。
そっと、涙がながれました。
看護師さんは全部、
うん、うん、って優しく聞いてくれました。
夫の前では、なかなか涙を流せません。
私のことをすごく心配してくれるので、
終始すんごい顔をしてるんです。
私がしょげてメソメソしていたら、
この世の終わりみたいになっちゃいますから笑
もーちょっと、頼りにさせてほしいです笑
そんな死にそうな顔をした夫の待つ
ベッドルームに回復後に戻ってきて、
1時間半ほど、休憩して、
再度内診と診察を受けて、精算して帰宅しました。
保険適用で、1万5千円ほどでした。
(3日間の抗生剤と子宮収縮剤の処方つき)
1週間後、術後の様子を確認してもらうため
診察を受けます。
この1ヶ月間は本当に嬉しいものでした。
不安もいっぱいありましたし、
育たなかったことは残念で、
流産となったことは寂しかったですが、
幸せな時間だったと思うことが大きく、
落ち着いて受け入れることができたように
思えます。
トツキトオカのアプリも、この日で
赤ちゃんを停止しました。
今後の話。
不妊治療のクリニックは、
最初の生理から3回目の3日目に受診予定です。
凍結卵はないので、採卵から。
またがんばります
今回のクリニックからは、
最初の生理が来るまでは避妊して、
それ以降はOKと聞いたので、
2周期はタイミングでがんばってみます
(あとダイエットも…)
だいぶ早寝もできるようになったし、
体質改善もコツコツがんばります