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脳内がモヤモヤのわちゃわちゃな状態ながらも、いやだからこそというかとにかくこんな時はいい映画が見れたらそこはかとなく気分も和らぐのではないかと思いDVDを借りてきた次第。
タイトルだけ見ると「恋する惑星」をまったくパクってんじゃん、とか思うが、考えてみればそれは邦題を付けてる日本の配給の都合であって作品とは関係ないなーとか考えつつ手に取ってケースの裏をざっと見ると、案外面白そうな気がしてきたのでこれに決めたが、結果から言うと大正解。
視聴後、久々にうるっと来ました。
主人公はアスペルガー症候群の29歳のアダムという青年。
幼い頃に母を亡くし、そして父も他界してしまった彼に畳みかけるようにリストラの波が押し寄せ、能力はあるのに職を失ってしまう。
一方ヒロインの女性ベスは恋人の浮気をきっかけに別れた直後で、さらに金融系で働く父が不正を疑われて告発されているという状況。
この二人がヒロインの引っ越しを機に同じマンションの住人としてご近所付き合いが始まるわけだが、何しろ青年は障害ゆえに人付き合いに大変な苦労がある。話している相手の気持ちを上手く想像できず、一方的に自分の関心事をダダダーっと語り続けてしまうので、事情を知らない人は例外なく面食らう羽目になる。しかし、ベスはアダムの純真さに気付き、次第に心を許していく。
……
とまあそんな設定から人生山あり谷ありのエピソードが綴られていく訳だけれど、何といっても僕が良いと思えたのは最後の結末。
安っぽいヒューマニズムに陥らず、ラブストーリーとしてもステレオタイプなハッピーエンドにならずに気持ちの良い終わり方を迎え、その上で、胸の奥の前向きエンジンにボッと小さな火が灯るような感じがあった。
障害をテーマにした作品は数多くあって、大抵の場合しっかりとした脚本の元でいい作品に仕上がる事が多いという気がするけれど、この作品からは「等身大の勇気」をもらえたかな、って感じです。
一見の価値あり!
オススメです。