小学校4年生の約束を律儀に守っちゃう長男くん
中学2年生の夏休み
行きましたよ。アメリカに
行く直前になってやっと状況が理解できたのか、集合場所に着いた長男くんの顔色は
緑色
でした。まぢで。
一言も話さず、目も合わない。
正直なところ「行かないって言われたらもうキャンセルだなー。」と観念していました
結果、黙って行ったんですけどね
突然の変更が出来ない笑
2週間の間、一切連絡もなくどうなったのか全く知る術もないまま成田空港へお迎えに。
いました。直立不動の長男くん
私が何を話しかけても無言。
顔色もまだ緑色笑
車に乗ってひと言
「ラーメンが食べたい」
どーしても我慢できずに成田空港近くのSAでラーメンを無言で啜った長男くんなのでした。
その後も、夏休みが終わる頃まで一切留学先でのことを話してくれなかった長男くん
もう、こうなったら何を言っても無駄なので私も放置
夏休みも終わりかけに、ポツリポツリと話してくれました。
一緒に行った人達は高校生ばかりだったこと
自分の英語は全く通じなかったし聞き取れなかったこと
毎日毎日ほとんど眠れなくて泣いていたこと
食事もクソ不味くてお腹も常に壊していたこと
一回だけ夜中にトイレに行こうとしてオートロックで自室を閉め出されて、ごっつい黒人のガードマンに開けてもらわなくてはならなかったこと
でも、その中でも彼なりに発見があったようで
誰も長男くんのことを気にしないこと(ちょっと変でも)
自分から主張しないと本当に本当になーんにも伝わらないし何もしてくれないし出来ないこと
英語が全く伝わらないし分からなくて悔しかったこと
どうにかなること
2学期から少しずつ彼は変わっていきました。
寝る前に泣くことも少なくなり、不安障害も強迫観念も弱くなりました。
1人でお風呂に入るようになったのもこの頃から。
寝るのも、時々ですが
「今日は1人で寝る！」
というようになりました。
学校でも少しずつ話が出来るようになってきて、部活も入りました(今まで入ってなかった)
悔しかった経験をバネに、英語の勉強もコツコツ頑張るようになりました
今、彼は英会話も問題なく、TOEICも840点くらい取ってます。
全部独学です
ラジオやテレビの英会話番組を毎日聴き、映画も英語字幕で何回も観て
塾にも行きましたが彼の性格上、大手はぜーったいに無理で
めっちゃ小さいアットホームな個別指導塾に行ってました安かったー！
今でも、英語が話せない私が勉強方法を聞いても
「毎日英語を聴いて、シャドーイングして(英語を聞きながら同時に話すこと)思ったことを英語で言う練習をすればいいんだよ。毎日」
うん。聞いた私が間違ってたねごめん。
高校は、電車が嫌いという理由で
「自転車で行けて大学受験をしなくていいところ、単願推薦で入れるところ」
注：大学受験はプレッシャーがかかり過ぎて不安が高いから無理。何なら高校も一般受験は緊張し過ぎて頭が真っ白になっちゃうから無理と判断
と、簡潔明瞭笑
大学附属の高校に単願推薦で入るために、定期テストを頑張って授業態度や提出物も完璧にこなし(完璧目指し過ぎてメンタルヤバい時もあった）役員にも積極的になって、加点も全て取り、3年生の通知表は素晴らしい結果となりました次男は違う意味で見たことがないほど凄かったけど！
更に、高校に入ってからもコツコツは続き無事に附属の大学にも合格することが出来ました。
ここからも長男くんの勘違いと思い込みの快進撃は続きます。