かなり昔
ばあさんが子供の頃に
珍しいオスの三毛猫三毛猫がいたらしく
ネズミをよく捕まえる
という理由で
よその家に貸し出されたりしていたらしい


私が小さい頃にも猫がうちにいた
あれも三毛猫三毛猫だったようだ(もちろんメス)


今の職場の隣の人は
首元が寒くなると
スカーフを巻き
それを後ろで結んでいるんだけど
その隣に座っていると
どうも三毛猫猫の隣にいるような気がしてならない

なんでか最初は分からなかったけど
小さい頃いたその猫の首に
ばあさんが
ふきんにするような布を巻いて
ぎゅっと後ろで結んでいて
まだ小さい私とその猫は
よく並んで座ってたようで
その時の記憶が
隣の人を猫のように思ってしまうみたい


その猫は
3才の私が階段から落ちてケガをして
家の中がバタバタしてる時に
忽然と姿を消してしまったらしい
居なくなって寂しかったとか
そういう感情は
小さかったからか
何も覚えがない


うちの招き猫たち

まだほんの少しだし
違う物も混ざってる宇宙人くんけど
古い招き猫は
うちにずっと前からあったもの

犬まりさんの居場所の隣に
置いてあります
(全く無関心なまりさん)