てな訳で筆を取ろうにも知るのが遅かった…
でも書こう。
さてしばらく長文にお付き合い下さい(笑)
#1 音楽嫌い
僕は中学2年まで音楽に一切興味が無かった。
むしろ好きか嫌いかで言えば「嫌い」だった。
学校の授業は副教科全項目においての成績は最低レベル。カラオケは音痴で行きたくない。何を楽しみに生きていたのか分からなかった中学時代、家に遊びに来た友達が1枚のカセットテープを忘れて帰ったのである。
その中には「X JAPAN」が録音されていた。
ヒット曲を微妙に知っている程度の僕はとっくにブームが去っている音楽を聴く人の気持ちが全く分からなかった。
どうやら友達は僕の部屋のデッキで流していたらしいが、ゲームに夢中だった僕は全く聴いていなかった。そのカセットテープの存在を知ったのも皆が帰り部屋の後片付けをしていた時だった。
晩御飯を食べたら特にする事も無い。せっかくだし聴いてみよう。で、カセットは明日学校で返そう。何気無く再生したカセットテープは、未だに僕の中で色褪せる事の無い芸術、まさにその曲だった。
音楽を聴いて鳥肌が立ったのは初めてだった。
あの体の震えこそが全ての始まりだった。
僕はこのカセットテープをそのままどれぐらいの期間か忘れたが、友達には返さなかった。
ようやく返せって言われて返したような覚えがあります。そしてここから僕は音楽と付き合って行く事になっていった。
#2 ドラムへの憧れ
中学3年になり、友達にX JAPANのカセットテープを返却するも僕はお小遣いを握り締めレンタルショップに向かった。そう、勿論X JAPANを借りるためである。そんな事を何度か続けある程度X JAPANの曲を覚え始めた頃、また別の友達が僕に言ってくれた。
「Xのビデオあるけど観る?」
是非見てみたい。友達の家に上がった僕はビデオを再生して貰った。
映像が違うけどこの曲なのは間違い無い。
僕は何を観てしまったんだと思った。
「ドラムって死ぬ程カッコイイ…」
そして、同時にこうも思った。勉強平均点、その他並以下の何の取り柄もない自分だけど、
「これ出来たら絶対女の子にモテるやん」
そして、今だから言うけど僕はその頃初恋の片思いをしていたのであった。
「これ出来るようになったら絶対振り向いてくれる」
だけどドラムってどうやんねん。
やりたいけど遠い楽器、それがドラムだった。
でも、これが出来たら俺はメチャクチャ格好良くなれるんだ!
そう思いながら中学卒業。初恋の女の子には結局フラれてしまった。
そして高校へ進学。しかし高校ではショックな事案が発生。部活に入ればドラムが出来るんじゃ無いかと甘く考えていたのですがまず軽音部が無い。吹奏楽部はありましたがロックドラムしか見えていない僕は全く興味を示しませんでした。選択授業で音楽を選択しましたが習うのは楽譜の読み方など全くつまらない物ばかり。俺のやりたいロックは無いじゃないか!
こう考えていた自分が10数年後後悔する事になるとは考えもしなかった(笑)
楽器出来ないけどもし吹奏楽部入ったりして音楽ちゃんと学んでたら今もう少し音楽出来る子やったかもなと思っているのです。
よし、長くなってるので一旦区切ろう。