もう、僕はあんな心を持ち合わせてはいない。
あの頃は狂ってしまっていた。
毎日のように頭を過る残像。
その残像が過去を振り切ろうとする意思を打ち消して行く。
結局、僕は過去に失った取り戻せるはずのない宝物を探し続けていた。
それが、長い間病んでいた理由。
それを振り切った今、僕は新しい気持ちになってる。
何も求めていないし何も期待していない。そんな事どうだっていい。
何かよくわかんないけど気に入った。
だから一緒にいよう。
それだけでいいような気がする。何となく合うだけでいいんだよね。
僕は長い間人に対して知らず知らずのうちに何かを求めてばかりだった事に気付けなかった。僕はそれを「誠意」だと思い込んでいた。
僕が考えていた誠意なんてそんなもん。共感出来なければ何の意味も成さない。
自分を理解して欲しいという気持ち。
それは「押し付け」とか「強要」という。
ちゃんと言えば全てがそうではないけど、同じ事を言う、伝えるにしても状況次第で相手の捉え方は変わる。
簡単に言えばレベル1の人にレベル5の話をしたら伝わらないに決まってる。
それをやろうとしていたのがかつての僕でした。(笑)
もう闇を振り切る為だとか、傷を埋めるためとかそんなんじゃない。
単純に「人対人」で向き合うだけだ。
仲間も協力してくれるし成さねばね。