僕はまだ、その日がどんな日だったか覚えてる。
2011年6月13日。大雨の中の野外ライブだった。
あの時は、みんな違う環境だった。
抱えてるものも各々あった。
僕もいろいろあって、その頃は大概病んでいた。
そんな日に互いを語り合い、短く深い時を過ごした3人。
もう4年も前の日のことだ。
それ以来、揃って顔を合わせることはなかった。
何故だろうな。正直、予感はしてた。
その時から思ってたよ。ここが固まればやばいって。
そのライブで僕が貸したサングラスをわずか二秒で床に叩きつけたクネクネする人の話はおいといて。一応その人は3人の中の一人です。
もう一人は、その時の僕は多分一緒に出来ないなと思っていた。
本当の事を言うと僕の引き出しが少なすぎて、イメージが沸かなかった。
でもそれからちょっとして、まだ心病んでいた僕にドラムを頼んでくれた。
それは嬉しかった反面、あんな状態でやってしまって申し訳ないとも思っていた。
迷惑をかけたこともあったし、合わせる顔がないと思っていた時期もあった。
まだ僕は最高の自分を、そいつに見せたことがないと思っている。
来ると決まった瞬間、思わず両手上げちまったよ。
Mai。
これから、どうか宜しく。
うちは変な奴ばっかですけど勘弁して下さい。