痛くて微妙な関係なのよ・・
11月30日(金)下北沢スズナリにてグリング公演『Get Back!』観劇。
下北沢ZACでコーヒー飲んだ後劇場に向かう途中、井の頭線ガード下辺りで三国連太郎さんが奥様と散歩をしておられたのを発見。
別にどうでも良いっちゃあどうでも良いことですが・・これもまあ下北沢の風物詩(?)ってことで御報告。駅東側の丘高い住宅街なんかいくと某超有名美人女優さんがぼんやり歩いてたりするしね・・。
で、会場内ではやはりここでもちらほらとお見かけした役者さん逹も見かけるが、あまり大きな声やしぐさでの挨拶などは控えておとなしく着席。
倦怠期を迎えた女流漫画家と女流原作者コンビの険悪と再生を描いた作品とでも言えばいいのか・・。
そこにアシスタントの青年や民泊宿の夫婦やその義兄や泊り客そして地元の女性等等が絡んで・・微妙な微妙なそしてビミョーでリアルな“今風”の演技が淡々と続くが観客は既にプロローグで演じられたアシスタントの青年のぶち切れ具合を見せられてしまっているので
・・『なぜこの温厚な好青年はブチ切れなければならなかったのか?』というこの“複線”のほうにも興味を嫌が上でも駆り立てられながら、女同士の微妙な心の機微みたいな・・仕事を介して知り合いすぎた女同士の『好き』でもありそして故に『憎い』相手とのイタイイタイ関係が演じられていく訳だが。
まあ主演の片桐さんのある意味荒削りな芝居のお陰であまり神経質にならないで見られたのが幸してたし。あと、髪の毛を始終いじっている“さかな君”みたいなキャラの旅行客には爆笑させていただいたが・・。まあ一時間50分ぐらいで私は丁度宜しかった次第。
確かに面白いし皆さん小劇場サイズのリアルな演技はほんとに旨くてたいしたもんでしたが・・でも言っちゃいますが男性から(少なくとも僕から)見ると『だから何?』って感じでした。
もうちょっとなんというか、もうちょっと“その先”に行ってほしかったような・・そんな感想を持ちました。う~ん!微妙だあ・・。だから・・憎みながらも愛し合っている女性たち・・だからレズ的?いや直球でレズを表現?違うよな・・・。だから表現者に必ずついてまわる・・性愛とは又違う“愛情”とは?みたいな?・・。面白いよ、面白んだけどね・・。芝居とか音楽とか何か作り上げていく仕事には必ず付いてまわる、その確執っていうのかな・・良~く解るんですがね・・。
それとやはり感じたのは、こういう芝居・・実際やってる役者はエンジョイしているのかな?って感じかな・・。こういうふうにあまりにも細かく細かく設えられてしまった芝居は全く“遊び”が入る余地がない・・。役者自身にユーモアや色気がなくなってましっている感じがしてまう・・。惜しい。
しかもこの作品は男性の作家の本・・というのがとても信じられない。。全くもって男性の匂いが全く感じられない不思議な『女性の為』の女性による芝居でした。
まあ、私は今回初めて拝見させていただいたわけですが・・この集団の芝居は良いから是非と私に勧めてくれたのは、今回御一緒させていただいた方もそうですが全て女性であるということになるほど至極納得致してしまいました次第。
12月2日(日)吉祥寺スターパインズカフェにて『キチジョージ・ミュージック・ヘアー~吉祥寺音楽毛祭り~Vol.1』夜の部・・観る。
こちらは打って変わって飲兵衛役者逹の“男の世界”っつうか小劇場系の役者の付け焼刃的有志バンドのフォーク(ハワイアンも?)ライブなんだが、これがやっぱり予想どおりどうでも良~い感じで結構面白かったです。
僕は不勉強なので今までリリパットアーミーⅡの芝居も役者さんたちも全く不知だったんだが、なんかあのコング桑田って奴凄いね~。メチャクチャ歌うまいわ。すみません関西中心に活躍しているミュージシャンとかは私『優歌団』か『ウェストロードブルースバンド』or『ブルースファイルNO1』ぐらいしか知らへんので・・。認識を改めました次第。あ、あと大西ゆかりもしっとるでえ~。
会場にはやはりどっかで見た事あるようなないような・・ちょっと小汚い役者っぽい連中がわさわさいて(もちろん上品な方々も沢山いましたよ僕を含めてね)・・当然知った顔もちらほらいて・・。で当日ぶらりとやって来てバッタリ会った山口智恵ちゃんと一緒に飲みながら笑いながら・・完成度なんかどうでも良いの楽しけりゃいいのって音楽を聴いて、これまたどうでも良いトーク聞いて・・老眼鏡が妙に似合ってるウクレレ担当の谷やんの『何?俺バンマス?何?俺リーダー・・聞いてないよ』っていうテンドンギャグに大笑いして。前出のコング氏のルイ・アームストロング張りの歌声に舌を巻いて、紅一点の女優さんのまるでカラオケの乗りの歌に違う意味でちょっと引いて、中島氏のフォークに対する熱い思いに心打たれ(客の手拍子に対して、なんと急に演奏を中止し『すみませんこの歌は手拍子を入れていただくような歌ではないので』と客の手拍子を抑止してから又改めて真剣に歌った。ウワォ!)・・六角さんも渋かったよ。そして何といっても白眉はゲストのモロ師岡氏の『神田川』とその替え歌!!もう最近これほど苦しかったことはないくらい笑いました。
まあそれにしてもよくもまあだらだらと3時間近く良く頑張っていただきました。皆さんお疲れさまでした!
会場で見かけた道学のかんのさんは終演後ちょこっとお話しただけでしたが、翌日御丁寧にメールをいただきました。どもありがとう、ぜひ又近々に!
ジェス・ウォルター著『市民ヴィンス』読了。久々に酒を飲まずに一気読み。コナリーの新作でもクラムリーのシュグルー物でも来なかった・・
あの“食いつき感”を久々に実感。主管の物語と1980年のアメリカ大統領選挙と微妙にリンクさせながら、もしかしたら現代のアメリカをも揶揄しているかのような視点がとてもグッド。そしてなによりもあのヴィンスのクールで誠実でそして愚鈍なほどのフェアな精神が堪らなかった。
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞に選ばれた作品なるも・・探偵小説ではないし推理の要素も入ってない(と僕は思うが・・犯罪は入っている確かに。所謂クライムノヴェルとして・・か。)んだが・・ま良いのです。私の今年のベスト上位に堂々と選出したい素晴らしい作品に出会えました。
久々に★五つです。超堪能!
本日、竹原兄貴お勧めの佐々木譲著『警官の血』いよいよ登場。
序盤・・加藤さんと同じく『笑う警官』でコケタ私なのだが・・これは期待していいだろう・・。
今週は週末、赤坂REDTHEATERにてポツドール『女の果て』マチネ観劇予定・・これはなんかもしかしたら妙なものが下半身に来そうな予感もしないでもないが・・期待半分で一度は観て見ようかと。
夜はベニサンピットで上演中の芝居観劇のお誘い頂いたのだが一足違いで飲み会への出席回答済みにてそちらで久々に自由劇場繋がりの気の置けない連中との飲み予定。
方隆さんにもお会いできそうで、良かった良かった。
さて今月は飲み多いですね。皆さん心して肝臓をいたわりながら頑張りましょう!
あ、そういえば・・ヴィクターズ加藤さん、せっかくネタ振っていただいているのにきっかけつかめなくてヴィクターズにお邪魔できなくてすみません!
ところで・・最近うちの庭へ来てなんか落し物していきました?(笑)