私はしょっちゅうトウシューズジプシーになってしまうのだけど、大人バレエの皆様はどうなんだろうか?
もういい加減にジプシーするの嫌だ!!って思うのだけど「自分の足の状態」と「こんな風に立ちたいというイメージ」が変化してしまうので、特定のトウシューズで長続きしない。
この話をメイトさん達にするとびっくりされるので、もしかしたら私みたいにしょっちゅう感覚が変わるのは変なのかもしれない。
というか、パターンがあるのがなんとなくわかってきた。
3つくらいあります。
ひとつは
★体重・体型が変わって足のサイズが変わってしまうことで立つ感覚が変わる
もうひとつは
★幅が細いシューズで細い軸に立ちたいときと、幅広安定感が欲しいときとがある
最後のひとつは
★左右でサイズ差が1センチ近くあること
になります。
まずひとつめは、ひとえに私自身がトウシューズで立つのにふさわしい体重ではない、ちゃんと身体を絞っておけという話(笑)
※中学生の時が一番ほそかったけど(身長ほぼ変わらずマイナス15キロ)、せめて大人バレエ始めた時点にもどりたい。。。。(マイナス10キロ)。
ただ、問題は痩せてないこともなんだけど、舞台にむけて多少はダイエットするために足のサイズが変わっちゃうことなんだよね。リハーサル積み重ねているうちに調子がよかったポアントがどんどん「あれ?うまく立てなーい」ってなことになる。
で、ワンサイズ下げるかというと、そう簡単にはいかない。
骨格もあるし鍛えてしっかりしてしまってる箇所もあるわけで、小さくすると踵が脱げてしまったり、MP関節のあたりがキツくて履けないってことが多かった。
ここ2年くらいはずっとカペジオのカイリーを履いていて調子がよかったんだけど、履き心地としてはちょっと大きめなんだよね。でも引ヒモ(ゴム)やパッド2枚重ねとかで調節すれば5、6キロ体重が変わってもカバーできるシューズだった。
ちなみにカイリーの難点はソールが柔らか過ぎることで、今はこのせいでジプシーになってます。
でも、プロのすごい人はそう簡単にポアントがダメにならないという話を最近になってどこかで読みました。
うん、それ知ってた……
そもそも体重軽くて、引き上げて立ってるから潰れないのよね。
永久メイちゃんなんかも、むかーしのトウシューズを本番で履くこともあるって言ってたし。
ますます落ち込むわけだが、今の自分はそうじゃないんだからそこを追求しても仕方が無い(笑)
で
もうひとつの「立ち方の感覚の違い」なんだけど、これがまたやっかい。
わたしはギリシャ型なので指を使って立つのがけっこう難しい。
幅広のシューズを履いて、指をうまく広げて小指で踏ん張って立つみたいなやり方と、筒状のシューズを履いて先を細く保ちながら小指がコントロールできるような立ち方、みたいな感じ。
安定感があるのは当然、幅広プラットフォーム。
でも、より細い軸で立てる感覚は筒状のシューズ。
先生に綺麗に立ててると言われるのはやっぱり細い軸のほう。
幅広プラットフォームも変な立ち方にはなってないとのことだけど。
今はカイリーがすぐに落ちて沈んでしまう問題があって、ソールが固いのを探してるんだけど、もしかしたらそもそも自分には幅広過ぎるのかもね。
でもW幅からM幅にするとMPがきつくて入らなくなっちゃうからうまくいかない。
カイリーよりもソールが固めのシューズということで、解決策がAVAっていうカイリーよりもさらに幅広タイプと、細身のコンテンポラやシルビアのシューズを選ぶかってところで悩んでます。
AVAだとM幅通り越してN幅(細い)になるんだけど、それでもカイリーより若干広い。ソールは固いからしっかり軸の上にいられて、まあ、これはありだなと思ってる。
ただ、気持ち的にいまは細い軸で立ちたくなっていて、コンテンポラD幅や舞セシオン・エリスあたりの筒状シューズでお稽古してます。
これらは長時間履くと指が痛くなっちゃうのが難点。
「熱さまシート」巻いてなんとかなるかなあ。
で、最後の「左右差」問題。
左足が大きいので、これですごく苦労するのだけど、シューズによってこの左右差をカバーできるタイプとそうでないのに分かれるんだよね。
カイリーはサイズ9のW幅で両足履けちゃう。トウパッドは右をちょっと厚めにしたりするけど。
でも、AVAは右足に合わせて9M幅にすると左が全然履けない。
なのでワンサイズ上げて9.5N(細幅)にしてます。
おなじことはコンテンポラでもいえて、右足に合わせて5D(24.5cm)を履くと左がドゥミもできない、踵が脱げてしまう問題発生。
色々試して5.5D幅でなんとかしのいでるけどちょっと大きいかも。。。
しかしシルビアの舞セシオン(エリス)は、24.5Eでも25Dで、25Eでも左右履けちゃうんだよね。不思議。プラットフォームが小さめなのがネックなので25Dか25Eにしてます。
というわけで、
実は、レッスンには出れなくても毎日必ずフィッティングとトウシューズ慣らしを家でしている私なのでした。