いろいろあって、心が凹んでるkanaでございます。
こんにちは。
今日は昔話などを。
いま、リハで「賑やかし」「街の人々」を担当している私。
拍手とかアドリブとかが盛りだくさんで、棒立ちになってしまうこともしばしば。
でも実は、わたし、この手の「ヒトビト」が得意なんです。
あ、正確に言えば「昔は得意だった」です。
それは遙か彼方の昔、私が小学校3年の時。
当時、学芸会というのがあったのです。
その時に、もう何の劇だったのか忘れたんですけど、クラスで劇をやりまして。
そりゃみんな主役やまともなセリフがある役がやりたいですよね。
でも
ものの見事に、私は「ヒトビト」という役になりました。
街だか村だかで、みんなで主人公のことをあーだこーだ言い合うようなシーンです。
しかも、特に演技指導無しです。
脚本には「みんなで噂する」程度のことしか書いていません。
超アドリブです。
小学校3年生がそうそう良い感じのアドリブはできません。
誰かが指さしをしたらみんなが同じことをするみたいな感じで、あとは棒立ち。
これになぜか小3の私は問題意識を感じてしまったんでしょうね。
みんな!
基本の動きをきめよう!
まず、腕を組んで左右に頭を振る。これが基本。
そして、ポケットに手をつっこんだり、指さししたり、手を口にあててヒソヒソしたりを順番こにやろう!!
この提案に、ヒトビトのみんなが乗ってくれました。
そうだそうだそうしよう!!
ついでに衣装もみんなで考えました。
お母さんやお父さんのカーディガン。
長いスカート、エプロン。
ベレー帽。
すっごく街の人々っぽくなりました。
先生はヒトビトが登場するシーンがいきなり本格的な演劇っぽくなったのにびっくりするやら、絶賛するやら。
もちろん、本番の劇も大成功。
ヒトビトが良かったと、いろんな人から褒められました。
むしろ主役を食う、ヒトビトでした。
なぜかというと、主役の子からピリっと嫌味を言われたからです。
○○ってこういうヒトビトみたいなのが得意なんだね。
この時は、というか、これを言われてから長い間
「どうせ私はヒトビトだし」
と思ってました。
でも、今は褒め言葉だと思えます。
そして
この頃の素晴らしさが生きているかというと…
それは微妙です。
多少は生きてますが、そもそもバレエのアドリブ演技は難しすぎます。。。。(笑)