この一週間、地獄でした


生きた心地がしなかった


牛丸がぱったりこなくなり


探した私たち


ふと、近くで声がします




前の家の床下の通気口から声が聞こえて来ます




呼ぶと



居ました


なぜそこにいるのか


どこから入ったのか





侵入口を探しましたが


ありません


どうやらこの家の主に

招き入れられたようです


床が抜けて入るのか?

床下までは来れる様です




鳴き声は必死

最後に見たのは日曜日の朝18日


見つけたのは3日たった21日


(私は19.20と実家に帰っていた)


ご飯や水はもらえてるのか?


心配と怒りと焦りが入り混じり

今にも窓をぶち破る勢いでしたが


冷静な彼は私を落ち着かせ

様子を見るように言いました


「犯罪者になるで?」



そもそもここの家で飼われてるのか?

在宅なのか?

何もわかりません


この家は廃墟みたいで

障子はボロボロ

家の柵は壊れて散乱しています


たまに発狂した様な声が

夜中に響き

めちゃくちゃ怖くて


いままで交流が全くなく

避けていたので


なんの情報もありません


たぶん、近所の方もそうでしょう


みんな無関心に付き合っている状態でした



こんなに近くにいるのに

助けられない


鳴き声は悲しく響きます


家の中は人影がなく

チャイムを押しても出ません


自治会長に緊急連絡先を聞く?

たぶん個人情報保護法で教えてはくれないでしょう


警察に連絡する?

緊急じゃない限り動かないでしょう


ぐるぐる考えて

手紙を出そう!と2人で決めました


失礼のないように

かつ気づいてもらえるように



「この家の床下に猫が迷い込んでいます

 大丈夫ですか?」


これが精一杯




閉じ込められてるとも助けてとも出してあげてとも言えない


この家の子だと言い張られたら

一生出してもらえなくなるかもと言葉を選びました



22日木曜日に手紙を書いてポストへ


ポストの中は赤い不在通知がいっぱい入ってる…


見てくれる事を祈り

ポストに入れました






それから今日まで

仕事も家事もままならず


心配で心が壊れそうでした


頭ではわかっていても

気持ちがついていかない


今すぐ助けたい

鉄格子をグラインダーで壊したい


窓を開けて見たい


玄関を開けて見たい


誰かが気づいて連絡してくれないか


自力で脱走してくれないか



ぐるぐるぐるぐる考えてしまい

仕事が手につかない




そして今日は25日の日曜日

一週間待ちました


海外旅行で

一週間不在はありえます


今日あたり帰ってくるかもと

少し期待はありました




あまり眠れず

朝は鳴いてないか

耳を澄ませます


ニャオン

ニャオン


朝5時くらい


ニャオン

ニャオン


空耳も聞こえて来ます











いつでもご飯あげれる様に

水分たっぷりのご飯を用意して


今日は一日

隣を監視しようと


奮い立たせて起きました



すると鳴き声が近くで!



うーちゃんがいつものサッシ窓の下で

鳴いているではありませんか!




駆け寄って招き入れました







出してもらえたんだね!!


真っ先にウチに来てくれたんだね!!


お腹は空いてないかい?


辛く無かったかい?





大泣きの私に怯える牛丸


感情を落ち着かせ

ご飯をあげました








よかった!

よかったね!




ご飯後
早速出してと言うので

目一杯抱きしめてから
ゴルちゃんと共にお外へ




普通だったら
もう脱走しない様に家に閉じ込めると思うけど

いままで理不尽に閉じ込められてたのに
また家の中に閉じ込めては
不憫に思ったのです




いつでも帰っておいで



今日はあいにくの雨だけど

お外満喫してほしい



またいなくなったら全力で探すからね


因みに隣家のポストを彼に確認してもらったら

手紙なかったみたい



手紙気づいてくれたんだね



解放してくれてありがとう




でも!!


一週間も家を空けるなら

猫は外に出してから出てほしい!!


そう願うニゲラであった…!


(歯軋りして見つめる隣家 いまにも掴み掛かりたい! 胸ぐら掴んで説教したい!)





やっと今息を吸えてる感じ


自由と平和と平穏を噛み締めています




ご報告まで!



いまでも切ない牛丸の声が聞こえているような幻聴が聞こえる気がします トラウマになってしまいました

↑項垂れるニゲラ