ここ半年くらい、娘と時々ひらがなの練習をしていますが、なかなか覚えません
というか、覚えようという気持ちが本人の中にない様子
ひらがなが読めたら、絵本を自分で読めるよ、とか、ゲームを自分でできるよ、とか文字が読めたら便利なことを色々伝えてきたのですが、全然ダメでした
ある休みの日の朝、子どもたちと買い物に出かけました。その帰り道、建物の壁の隅でカブトムシの死骸を見つけました
おそらく、娘が初めて見たカブトムシ
それがひっくり返って死んでたのは、かなりの衝撃だったようです
きゃーと叫んで逃げる息子に対して、
ジッと観察する娘
その日の晩、
今日カブトムシ死んでたね。お友だちに教えたいから、忘れないように書いておく!
そう言って、えんぴつとメモ帳を持ってきました
どうやって書くんだっけ?ママ教えて
と言ってきました
娘にとって、朝のカブトムシがお友だちに伝えたいほどのとっておきニュースだったこと、それを忘れないように書いておきたいと思ったこと、
子どもの感受性の豊かさってすごいな、後からじわじわくるものがありました
1文字ずつ書いてたのは、感動とは程遠い言葉なのにね
かぶとむしが
ひっくりかえって
しんでたよ
って…
娘に何か教える時は、本人のためになるよ、と言うより、まわりの人が喜ぶよ、と伝えたほうが響くのかも
これからは、ひらがなを覚えることを目的にしないで、お友だちに伝えたいニュースを一緒にさがすほうがいいのかもしれない
そして、休み明け
カブトムシのことお友だちに伝えたの?
と聞いたら、
あ、忘れてた
とのこと。この子らしいなと思いました