初めてカラスにお菓子を盗られました
ある晴れた日、子どもと近所の公園へお散歩
水筒とお気に入りのお菓子を持って行きました
公園に着いて、それほど人もいなかったので、
荷物をベンチに置いて、
上の子と一緒に縄跳び
(大人に縄跳びはキツイです)
ところが、上の子が突然、縄跳びをやめて走りだしました
何ごと?と思ったら、上の子はなにやらお菓子の袋をつついてるカラスのところへ
カラスを追いかけるなんて、無謀なことするのね
と呆れていたら、
カラスがつついていたのは見覚えがある袋
(↑夢の大人買い、…きっとできないけど)
そう、子どもと一緒に食べようと家から持ってきた、チョコだらけとチョコまみれ
まさか盗られた?とベンチの荷物を確認したら、
ない
カラスにまんまと盗られてしまったのでした
その日は、子どもたちと夜までカラスに盗られた悔しさを語り合い、
上の子にはパパに買ってきてって言ってみたら?
となんとなく吹き込んでおきました
そして、翌日。
パパが子どもたちに
「昨日のカラスに会ったよ
昨日はごめんね、ってチョコだらけくれたよ」
とチョコだらけとチョコまみれを買ってきてくれました。
下の子は、その話をそのまま信じたようで、
「カラスさん、買ってきてくれたんだね」
とニッコリ。
上の子は、ちょっと得意気に、
「パパに買ってきてって言っておいたよ」
コッソリ、教えてくれました。
パパとカラスを褒めちぎり、
美味しくお菓子をいただきました
そして、後からパパに聞いたのは、
「にこいちが、チョコだらけ買ってきたら、パパ、ヒーローになれるよ、って言ってたから買ってきた。」
とのこと。(にこいちグッジョブ)
こんなことがあって以来、チョコだらけとチョコまみれは、なんだか特別なお菓子になりました。
下の子はいまだに
「あのカラス、実はいいカラスだったね」
と言っています