私は記憶に無い話なんですが、
初めて国語・算数を習った時に、
『国語は言葉のルールを覚えます。
様々なお話を読んで、
様々なルールを覚えます。』
『算数は、数字や単位と呼ばれる
まとまりのルールを覚えます。
様々な問題を解いて、
様々な単位と呼ばれるまとまりを覚えたり、
計算して新たな単位を生み出したりします。』
と言う内容を聞いた記憶がある方っていらっしゃいますか??
少なくとも私は覚えていなくて、
国語はどういう勉強をしているか
よく分からなかったし、
算数は『色んな計算や!』って位でしか
覚えていません。
果たしてこれは良い事なのでしょうか?
耳にタコが出来るくらい、
概念(ルール)を月一回位のペースで言い続けた方が良いと私は思います。
それに気づいたのは成人して簿記を習った時でした。
簿記では、『概念フレームワーク』と『昔からあるやり方』の中間にある『基準』を覚えます。
昔は昔のやり方をまとめて(帰納的)基準が出来ていたため、
基準同士で齟齬(食い違い)がありました。
そこで、『概念フレームワーク』と言う枠組み(ルール)が作られ、
それに沿った『基準』が作られるように(演繹的)なりました。
私が勉強していた時は、
正にその基準が変わりまくる時期で、
『前年覚えたものが今年は変わりますよー』っていう感じで、
覚えては変わって覚えては変わっての連続でした。
話が長くなりましたが、
つまり『学問は、演繹的に理解し、それからルールを知る』というのが良いのではないか、
と思うようになったんです。