一昨日に第30回オークションワールドでの落札品が届いた。
数年前より殆んど変わらない額での落札だった。
1696年銘のウィリアム3世のクラウン銀貨だ。
オークションワールドの説明ではDAV-3781となっていたが、肖像の頭のてっぺんの出っ張りの形状や大きさからすると、DAV-3782と思われる。
やや稀少かもしれない。
実物は、凸部にやや平らな箇所はみられるものの、53の評価に値するだろう。
55でも不思議ではない。
うぶい輝きが残っており、その上にうっすらとトーンがかかっている。
きついトーンではなく、まさに「いい感じ」のトーンだ。
裏面も同様だ。
摩耗は少なく、適度なトーンはとても見栄えがする。
さて、私は今回も出品をした。
フランスコインなど計5枚の出品であったが、トータルで初めて購入額を割った。
しかし、こういうこともあるだろう。
益々コレクションの厳選ができ、70枚程度にまで絞り込むことができた。
※この前の記事でも「スラブ入り数字付きだけで70枚程度持っている」と記載したが、出品中のコインを差し引いた後の枚数が70枚という意味
もうほとんど贅肉はなく、人間でいえば体脂肪率は間違いなく1桁だろう。
11月4日にはStack'sBowesへ出品(ニューヨークでのオークション)しているMS63のシーテッドリバティdollarが競られる。
買った時と今とでは為替相場だけでも40%の追い風が吹いているので、手数料の20%など軽く吸収してくれるだろう。
しかも、アメリカは強烈なインフレが継続中なので、買った当時よりもアメリカ国内の物価は20%は上昇している。
これもまた追い風なので、結果が楽しみだ。