今回のオークションワールドで3枚目に落札したコインは、ドイツのレーゲンスブルク1793年銘の都市景観ターラー銀貨です。
こちらも第2候補として欲していたコインです。
この年銘の都市景観は未だ持っていませんでしたし、何より下見段階で摩耗の少なさに惹かれていました。
肖像は、神聖ローマ帝国最後の皇帝であるフランツ2世です。
肖像面の摩耗も極めて少なく、下見した際の印象は「ピカピカしているものの美しいコインかな・・」というものでした。
他者との競合を避けるために、あえてネガティブなことを書きましたが、1780年の都市景観同様に欲しい気持ちは強かったです。
ピカピカというよりもプルーフライクです。
グレードは、PCGSのAU55という微妙な数字ですが、見た目は55ではやや過小評価とも思えました。
落札価格は、事前入札価格の7万1千円+手数料でした。
海外のオークションの落札相場をみると、妥当な価格と思われます。
欲しいコインを相場近辺の価格で購入するのは意外と困難ですし、より現存数の多い1780年の都市景観AU55が7万円+手数料まで競り上がったことを思えば、泉運に恵まれたと考えることにします。
もっと上まで競る覚悟でいましたので、事前入札額で落札できて本当に良かったです。