遅くなりましたが、
1月に行われた、清満小学校でのダンボールコンポストの授業の最終章、「収穫」に参加させてもらったことを報告します。
1年間を通して、宇和島市生活環境課リサイクル推進係の方々が講師となり、
①自校式の給食のため、給食を作る過程で出来た生ごみを、こどもたちが毎日コンポストに入れてマゼマゼする。
②投入をやめ、堆肥化する。
③出来上がったコンポストを、学級園へ。
④野菜「大根・小松菜」の種まき
⑤収穫そして、給食で調理してもらって全校で食べる。
といった工程で行われてきました。
⑤の、いよいよ収穫です。
コンポスト堆肥で育った、大根!
(在来種の種を使うことにもこだわっていました☆)
ぷくぷくとしてかわいらしい形です。
育った野菜を見て、こどもたちもとっても嬉しそうでした。
生活環境課の方の「そのまま、かじってみる!?」
の一声に、みんなどうするのかと思ったら、
「かじってみる!」
ということで、大根を洗って、みんながかじっているところです↑
感想は・・・
「からい~」
素直な感想に、みんな笑ってしまいました
でも、きっと、自分たちが作った堆肥で育てた野菜だからこそ、抵抗なくできたんじゃないかなぁ。
ちなみに、源助大根は、調理することにより甘みが出てくるとのこと。煮物などには最高なんだとか。
そして、この授業は、収穫だけでは終わりませんでした。続きがあるのです。
⑥収穫した野菜から種を自家採種する。
⑦その種を、また、次の学年に引き継いで、種まきする。
このように、ダンボールコンポストによって循環した命が、また繋がっていく…
私たちの想像を超えて、すばらしい形で、来年へと続いていくことになりそうです。
自家採種の方法は、宇和島の梶原農園さんの指導の下、行われました。
収穫した大根の中で、一番綺麗なモノを選んで、それを土に埋めます。
(種を残すために、一番いいものから種を採るんですね)
このように、土のお布団をかけてやるように、穴を掘ったところに大根を寝かせて土をかけます。
すると、だんだんそこから花が咲き、種が出来ていくそうです。
また、自家採種を続けていくことで、その土地によく合った野菜が出来てくるようになるそうです。
毎年、この取り組みが続いていったら、清満小ブランドの源助大根が収穫できるかも⁉
ダンボールコンポストから、このような命の循環を実際に学ぶことができる。。。
こどもたちにも、ずっと忘れないでいてほしいです。
その後、教室にて、今までの授業のまとめを発表してもらいました。
こどもたちが、楽しく授業を受けていたということが伝わってきて、とてもうれしかったです。
好奇心を持って、楽しむことが、何よりたくさんのものを得ることができるんじゃないかな。
すばらしい授業を見せていただき、感無量でした。
臭いもなくサラサラでした。
この日の給食では、収穫した大根が調理され、全校児童で食べたそうです!
実は、わが家にも一本、この貴重な源助大根、いただいちゃいました。
その日の夕飯に
煮物にしたら、とろける~!
皮はきんぴらに、葉は、おかかと炒めました。
とっても美味しかったです。
捨てるところなんてありません。丸ごと有難くいただきました。
また、この授業が、次へと繋がっていくこと、とても楽しみにしています