会食が多いこの頃。
年上マダムがフルコース(メイン2種)をきれいに召し上がったのを見て、かっこいいなと思いました。
そういえば「社交は消化力!」と教わったんでした……!
では本題に。
今朝、Zoomで会議の時にある方が「シミ治療やったばかりで、そばかすのところがカサブタになってて、汚いですよね、すみません」と言ったんですよ。
よく見ると、確かにその通りでした。
けれども、言われるまで、私はまったく気づかなかったんですよ。
人間の脳はけっこう手抜きをしていて、目の前の情報も「全リアルタイム処理」ではありません。一部(もしくは大部分)を過去の記憶でまかなっています。
言われてみれば、私は夫がひげをそったのに数ヶ月気づきませんでした。
過去のデータの使い回し期間、長っ!!
ということで、おそらく私はZoom会議メンバーの彼女のことも、「過去の記憶」を利用して見ていたのでしょう。
でも、彼女が「カサブタがある」と口にしたことで、気づくようになったわけです。
ただ、その後は、またすっかりカサブタのことは忘れてしまった私でした。
彼女の肌のコンディションは私にとっては重要度が低いということもあります。
(※人の脳にはRASという情報フィルタリングの機能があり、その人にとって重要なことがピックアップされ、そうでないものはスルーされます)
しかし、1時間半ほどのミーティングの中で、彼女が度々、カサブタのことを口にしたり、カサブタのあるところを隠すようにしていたので、だんだんそこに目がいくようになり、会議が終わる頃には、私の脳内の彼女の顔は「小さなカサブタがいっぱいの状態」に情報更新されていました。
「なんか、カサブタ見えてなかったのに、めっちゃ見えるようになったよ?」
と、RASの話も含めて後で伝えたら「そういう脳のはたらき、はやく言ってよ〜」と怒られました。(その流れからブログネタにする許可ももらえてよかったです)
振り返ってみれば、私も似たようなことがあります。
「最近、シワが気になるんだよ〜」と伝えた相手に「そう?」と、きょとんとされたことがあるんです。
その時は「気づかないふりなんて優しいなぁ〜」って思ってましたが……本当に見えてなかったんでしょうね。
自分が見えているものは他人にも同じように見えている、と私たちは思いがちです。
けれども、決してそうではありません。
外見について抱えるコンプレックスも、自分が気にするから相手も気にするようになる……という部分が大きいかもしれません。
ならば、私たちは、先に自分が自分を素敵だと思うことが重要なのかもしれませんね。
何かインスピレーションになっていたら幸いです。
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