ヒーラーやコーチを長くしていると……
なんと!
私のことを
「お守り」みたいに
思ってくれる方に出会うことがあります。
「入院中です。一緒に映った写真を見て、手術の成功を信じています」
「今日、試験なのでパワー感じたくてLINEしました」
こんなことをおっしゃって下さる方に出会うのです。
昔は恐縮していました。
とても。
とても!
とても!!
なぜなら、
セッションも講座も
基本的に共同作業。
しかも、大きくパワーを発揮しているのは、いつもクライアントさんや生徒さんご本人ですから。
「私はお手伝いしているだけで、大した力などないんですよ」
どれだけ、そうお伝えしたいと思ったことか。
でも、それはタイミング的にその方のパワーを削ぐことになる気もして、ぐっとこらえていました。
いや、私じゃないんですよ。
ほとんど、あなたの力ですよ。
これは、いつかまたの機会にお伝えしよう……。
と、どこかでソワソワしつつ。
でも、逆の立場を経験してからは、恐縮することがなくなったんです。
前に乗っている飛行機が嵐でなかなか着陸できないということがありました。
かなり揺れたし! 着陸しかけてまた上昇したし! それを繰り返したし!
隣にいたアメリカ人らしい20代くらいの女性ふたりは「オーマイガ、オーマイガ、オーマイガ」を延々と呟きながら、両手をしっかり胸の前で組んで祈っていました。
時々その声は「オーマイガッアアアァ!」という叫びに変わっていました。
機内はもう独特の雰囲気です。
死ぬかも。
そう思いました。
とにかく怖かった。
でも、その飛行機には「超強運の友人」が一緒に乗っていたのです。
そして、その強運がゆえに「旅行中に飛行機事故で自分だけが助かり、友人を亡くす」なんてことが、彼女に起きるわけがないと思えたんですよ。
私は自分の運ではなく、その人の運を信じることで、かなり落ち着いたのです。まるで彼女の運の波に包まれた気分です。
「彼女がいるから大丈夫、彼女がいるから大丈夫!」
そう、脳内トークが回っていたと思います。
ガクガク揺れると「ひいいい!」とまた思うのですが、その度に「彼女も一緒だから大丈夫!」みたいに思えることが、何か私の力になっていました。
すると、隣の人が安全体勢とってないからサポートしようとか、機内の様子を撮ってる強者がいるとか、周囲に目を配る余裕も出てきました。
この落ち着きはまさかの時に良い判断を下します。ようするに、運が上がっているわけですね。
ヒーリングする余裕も出てきました。
その飛行機は無事に着陸し、機内は拍手喝采となりました。
あとで友人に「あなたの強運が私の精神を支えていた!」と伝えたら、大笑いされました。
「とうとう運が尽きたんだと思わなかったの? なかなかないよ! こんな経験!」
(※ なかなかないと言うけど、私はこれで3回目でしたん)
それから、こう言ってくれたのです。
「私は、あなたの何かを信じる力がとても好きだな。その何かのひとつになれて嬉しい。あなたを守る力を私に与えてくれて、ありがとう」
この言葉は、今も私のパワーのひとつです。
31日なので、この1ヶ月を振り返ってみました。
今月は、
「メールしただけ。勇気出るから」
「パワー感じたくてメッセージしたの」
「大ピンチー! こんなメッセージごめんね。返事はいらない。ただ、知っててもらえたらそれでもういい」
という友人たちのDMがポコポコ入ってくるという月でした。
いつもはこういうのは、ないんですけれどね。
お弟子さんやクライアントさんからも、似たようなメッセージが増えた1ヶ月でした。
今は、多くの方が何か新しいものにチャレンジしたり、ステージチェンジする時期なのかもしれませんね。
返事を期待も強要もしない「送っただけ」という軽さが、ありがたかったです。
神様にも頼んだけど、近くの人間の影響も受けとこ、みたいな。^^
そして「お守り」というか「験かつぎ」というか、そんな役割を私に与えて下さっていることをありがたく思いました。
あなたの宇宙の中で、そのように素敵な存在にしてもらっているのだなぁと。
あなたには、私はそんな風に見えているのだなぁと。
私たちひとりひとりは、小さな存在かもしれません。
でも、
そんな私たちに、
誰かや何かを
信じる気持ちが宿ると、
それは私たちを必ず
素晴らしいところへ
導いてくれる。
そう思います。
今回はこんなお話でした。
何かあなたのインスピレーションになっていたら嬉しいです。