仕事以外で踵の高い靴を履かなくなって久しい。
つまり仕事場へ向かうときはヒール持参というわけです。
スーツも現場で着替えることが少なくないとなれば
当然大荷物になる。
衣装ケース(ヒール入)、鞄、iPad、傘等々を両肩に担ぐので
まるで行商のおばさん候だ。
生命力だけで生きているうちはよかった。
いや、コロナ禍前までは、我ながらなんとか頑張っていたとおもう。
それがコロナ禍に入っていろいろと諦めてしまった。
もうすこし肩の力を抜こう、とおもった途端、
肩凝りだの体の歪みだの心不全予備軍だの高血圧だの…
一気に体の不具合が滲み出てきたというわけ。
 
日常的にキャリーバックのお世話になってはや2年ほどになる。
特に仕事の日は、これがなければ今のわたしはないと断言できるほど
フル活躍中である。
1度使い始めると、
近所のスーパーに行くのもキャリーなしではいられない。
(買い物用のキャリーバックのご紹介はもうずいぶん前にした記憶があります)
 
頼れるものには頼る。
あなたはよく頑張った。
それで表題の『迷わずキャリー』なのである。
レスラーでもあるまいし、体力的にできないということを
恥ずかしいとおもうのをやめたらすごく楽になった。
だがしかし。
体力が衰えるということを実感するのは寂しい。
それはつまり、恋愛感情が湧かないことと直結しているからです。
それとこれとは違うとおもうでしょう?
繋がっているんですよ、残念ながら。
うわこれやばいやばいやばい!(好きになってしまう瞬間)
という感情は、エネルギーがないと生まれてこない。
確かに疲れます。
更に、頻繁に生まれても困りますし。
これからは、
どううつくしく枯れてゆくかを考えていきましょう。
 
 
コロコロと呼ぶ
 

うちがはをふゆのペプシに満たされてをはりまぢかにはしやいでしまふ

漕戸もり