クリント・イーストウッド監督主演の「クライ・マッチョ」を観る。

当時91歳。

近くでみたらオーラに圧倒されるだろう。

若造りをしているわけではない、

さすがに役の設定はもうすこし若いとおもうけど、

そんなことはかまわない。

よぼっとしている佇まいや掠れている声、

馬を調教したり車を運転するシーンはスタントだろう。

それでも。

カーボーイ、燃費のかかりそうなアメ車(ベンツも登場しましたが)

馬、チークダンス、保安官、恋…、

イーストウッドの描くアメリカは日本にいても

どこか懐かしく甘酸っぱい。

 

最近はピーターパン気取りの中年も多いなか(あなたです)、

彼はピーターパンだけにはならないという顔つきをしている。

だれとも連まないのは孤独だけれど美しい。

そういえばピーターパンのまわりには、

いつも成熟前の子どもが集まっていて、ミュージカルにもなっているのに

おもしろいとおもったことは一度もないのだった。

 

イーストウッドは思想と芸術(映画)は関係ないと公言しているけれど、

アメリカ人に圧倒的に支持されたのが共和党のトランプ氏という結果と

この映画に漂う思想はおなじ匂いがする。

それはきっと滲み出てしまうものなのだろう。

滲み出たものにこそ感情は動かされるのだとおもいます。

 

滲み出していきましょう。

 

 

消えていたらごめんなさい。いちばんいい解説とおもいます。

 

図書館の地下にスガキヤ室の花

漕戸もり

 

図書館とスガキヤって

自慢です。

新市長、頑張ってください。