徐々に現実に近づく最終日。

温泉も、お蕎麦も、朝市も、行くたびになくせつなくなる。

現実とは一体なんなんだろう。

まさか地獄ではないでしょう?

なのに、

あ〜明日から現実か〜

お互いまた頑張りましょう〜

、と言い合って蕎麦を啜るのだった。

 

肺年齢が95歳という別荘主はヘビースモーカーであるが、

彼が先に逝くという気配はまったくない。

むしろわたしたちのほうが、健康管理をしないとと痛感する安曇野旅。

大人の修学旅行は、人を哲学者にさせる。

 

 

二泊三日で四軒目の温泉。地元のおばあちゃんにいろいろ教えてもらう。

 

地元にも旅人にも愛されるお蕎麦屋さん。ペロリです。

 

 

 

あたりまへに加齢しながら火恋し  漕戸もり

 

翌日から連勤はじまります。

お客様に身を捧げます。