春はお土産を差し上げることもいただくことも多い。
旅の土産は、包装紙を挿げ替えればその実中身はあまり変わらないけれど、買いもとめるとき確実に、渡す相手の好み(義理で買うときですら)を踏まえ慎重に選ぶものだ。
そういう「ひととき」があることを知っているから、ひとたびいただく側になると、(義理でいただいたとしても)うれしいものでもある。もちろん、こいつわたしのことなんもわかっちやおらんな、と知られてしまうリスクもふくむので、土産選びをおろそかにしてはならない。
もはや句ですらある
手で掬ふ波に嵐の名残りあり喧嘩のあとに洗ふ菜の花 漕戸 もり
静岡県の川勝知事の新規採用職員への訓示。
「毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方。それを磨く必要がある」
悪臭がしてきそうな言葉だ。
こっこちゃんも泣いている。
