ひと仕事終えてバスを降りると、ここから目と鼻の先にある中華料理店を思いだした。
それにしてもこの店への道のりには誘惑が多い。
誘惑の所以である行列のできる数多の店舗を尻目に、一心不乱に進んで来たご褒美みたいな看板が目印。
 

 
久しぶりのここ。
相変わらず賑わっているので、カウンターの端に座らせていただく。
未来(短歌結社の名称だけど、 未来 そのものの意味にとっていただいても文脈に破綻はない)の大きな会が名古屋であったらしく、3次会の予約が入っているとちゃありいさんに聞く。
未来(の人たちが)が来る前にさくっと飲んで帰ろう。
 
まずは瓶ビールと餃子。
餃子は酢派。
熱々の餃子に酢を回しかければ、すぐにビールは消えてゆく運命。
 

 
ビール,もう一本お願いします。
あてには、メンマか搾菜か、暫し迷う。
 
今日は刺激をもとめて搾菜。
 
2本目のビールと。
 
未来かぁ。
目の前のことに精一杯のわたしには永遠に遠い。
お会計お願いします。
 

連休の連勤のはじまりにゐてこゑを預ける平和の園へ    漕戸 もり