もうみなさん呟いていますが。
こうきたかぁ~!
かが屋でもコットンでも男性ブランコでもないというところにこの賞レースの肝がある。
ザ・セカンドも、M1も、そのつづきにあるような詩歌の賞(とくに新人発掘の匂いがするもの)も、おなじ指針を中心に携えていると考えれば腑に落ちる。
ここまで来たら実力は互角。
どの組が優勝しても納得ができるラインナップだ。
言うまでもなく圧倒的に不利なのは、既に本業だけで食べていけている芸人たち。
なかでもテレビなどで露出の多いほど、審査の目は厳しくなる。
そのうえでのこのラインアップを眺めてみると、もうドキドキしかない。
勝って欲しいという夢と希望を託すのは、競馬で馬券を買うときと似ているけれど、決しておなじではない。
見返りを求めないという一点で、この夢や希望はよりねっとりと純度を保つ。
見返りというものがあるとしたら、夢と希望という名のついたすこしだけ背中を押してくれる風か。
それはお金では買えないし、道端に落ちているようなものでも、エルメスで売っているものでもなく、頭のわるいわたしのようなものにも平等に感じられる(風)なのだとおもう。
街のはずれの
背のびした路次を 散歩してたら
汚点だらけの 靄ごしに
起きぬけの路面電車が
海を渡るのが 見えたんです
それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を
作詞 松本隆 「風をあつめて」より
風はあつまった。
蒼空を翔けたいんです。
顔だけを熱らす炎ちらつかせひとつ手前の孤島へ降りる
漕戸 もり
またひとつ手前の駅で降りてしまう(常習犯)。
なんだかすべてに馴染んでいない。
追記
ずっと応援しているサルゴリラやジグザグジギーが優勝したら?
想像するだけでふるえる!
