禁酒しているとはいえ、乾きものをみるとついつい買ってしまう。
これ、いいんじゃあないですか?
なんてったって名前がいい。
名前だけで酒一合はいただけそうだ。
 
えび一番
 
先日いただいた冷酒の傍らに、これをざくざく入れた小皿を添えれば暑さも吹き飛ぶだろう。
、とここまでは妄想。
検査検査の今月は家飲みはしないと決めたので、冷酒の代わりにあるのは冷水。
あら不思議。

乾きものと水というマリアージュになると、途端にこの組み合わせは子どものおやつになってしまう。

乾きものという名称ですら、あられやお菓子と呼び方を替えないとなんだかもやっとする。

お酒の及ぼす力はつくづくすごい。

お酒を飲むひとと飲まないひととのあいだに、隔たりがあると感じるのはこういうときだ。

えび一番を乾きものと捉えるか、おやつと捉えるか。

概ね、乾きもの派はおやつ派に「あなたって駄目なひとね」と言われやすい。

なんとなくそう思うのではなく、そういうひとを見てきたしそう見られていたし、最近はといえばそう言っている。

人の概念とは、実はこんな素朴な生活習慣から育っているのかもしれない。

 

追記

この<おかし>

カレーだとおもって食べたらチョコレートだった!というくらい、想像と違う味だった。

砂糖の甘さ満点の、まさに<お菓子>でございました。

 

 

 すれ違ふ犬も車も白色でこの先もつと細くなる道 

               漕戸 もり

 

こんなふうに秋になる。

さよなら、夏。