婦人科系のがん検診に行ってきた。
名古屋市にはワンコイン検診というのがあり、500円でいろいろな検診ができるので、一見すごく市民のことを考えてくれている?河村さんよありがとう、という気もちになりそうなものだけど、よくよく調べると絶望することが多い。
たとえば胃がん検診の場合、バリウムと胃カメラを選べるけれど、胃カメラには麻酔なしという条件付き。そのうえ万が一ポリープがみつかったら、その後の処置は自費なので結局万単位でお金がかかるようになっている。※胃腸科専門医から名古屋市のワンコイン検診はお勧めしないと言われた
ピロリ菌は39歳まで無料、その後はワンコインだけど一生に一回しか使えない。
乳がん子宮がん検診は、なぜだか二年に一度だけ利用可なので、前回はいつ受けたか、他院での受診歴はないかなどを尋ねられる。そのうえマンモグラフィー検査は自費で3,700円と高額で、予約する際に受付のお姉さんから「マンモをつけますか」と尋ねられるのだが、マンモでしかみつけられない癌があることをお姉さんもわたしも承知の助なので、申し込むしかないでしょうに聞きたくないよ、聞くなよと、お互いにやや険悪なムードになるのだった。
今日は名古屋市のワンコインを利用した乳がん子宮がん及び自費のマンモという3点セット検診。
カルテから、前回の婦人科検診は令和2年だったのを知る。
コロナ禍がすっぽり抜け落ちている。
その間検診が遠のいたために、癌を筆頭とする三大疾病と呼ばれる病に罹患し、命を落とした人が多くいるということは知っているけれど、今日一日をつつがなく、の積み重ねのような日常にイレギュラーな予定を挿入させるのは実にやっかいである。命に関わることですらこうなのだから、いかに日々刹那的に過ごしているということを改めて突き付けられる。
刹那的、を改めて辞書で調べると…
あと先を考えず、今この瞬間だけを充実させて生きようとするさま。
(一部抜粋)
ビンゴ。
何も貰えない当たりほどガッカリするものはない。
青魚押さへてさぐるゆびを待つ金具をはずし横たはる肉
漕戸 もり
結果が大切。
検診受けましょう。
