毎日が節分の日だとしても、十分撒けるだけの煎り豆を常備している。
煎り豆はここ数年、1キロ入り袋がのこりひとつになると、
3キロを纏め買いするというルーティンである。
朝にぽりぽり、昼にぽりぽり、夜の晩酌にぽりぽり(合うにきまっている)、
カフェオレボールに一杯いただけば、
イソフラボン効果のおかげで女性ホルモンもはしゃいで喜ぶ(イメージ)。
煎り豆とおなじように、木の実も
クラブ(おじさんが行くほうのクラブ)でも経営してるんじゃ?と
発送元から勘繰られるほど、買うのはキロ単位だ。
写真はアーモンド。
これは安かったのでおもわず3キロ買ったけど、
カリッとした歯ごたえに欠けていた。
それでも大人買いがやめられないのは、
食材は料理に使えば何とかなる、という信念があるからだ。
煎り豆ならふやかして煮豆に、アーモンドなら砕いてサラダにと、
工夫するのもまたたのし、である。
木の実はこのほか、今手元にあるのは
マカデミアナッツ2キロ、剥き胡桃1キロ。
大人買いついでにいえば、
食べる煮干しも150g入袋の5パックセットを箱買いしている。
あ、まだあった。
無糖ココアパウダー500g入袋も2袋ずつ買う。
クラブ(なんども言うが親父がブランデーをお召しになるほう)のみならず、
こじゃれたカフェも持ってるらしいよあのおばはん、などと
噂されていてもおかしくない。
ココアにふくまれるポリフェノールの効果は周知のとおりだが、
ココアの苦みと香りにふくまれるテオプロミンは、血圧を下げる効果に加え
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促す効果もあるので、
そのせいか、心外にも能天気だと言いがかりをつけられやすい。
傷ついている。
傷ついているが、顔で笑ってせっせと飲んでいる。
昔動物占いという能天気な占いが流行ったが、
占いが廃れた今も、栗鼠に親近感を抱きつづけている。
能天気、上等じゃないか。
ぽりぽり。
こざつぱりいのち結んで水馬 漕戸 もり
水馬。
なんと上品な当て字なのだろう。
