三月に入って急激に、
マスクをはずしたお客様とお目にかかる頻度が増えている。
わたしたちはコロナウイルスにおいて、すこしは耐性ができているのだろうか。
WBCでも高校野球でもNOマスクで応援をしているのだし、
だいじょうぶよね?ね?ね?
、ということで
日頃から気になっている高血圧について、病院に相談をしにでかけた。
20代半ばまでは低血圧に苦しんだが(母方は低血圧)、
父方が高血圧一族のせいか、それ以後は徐々に上がりっぱなしの血圧だ。
30代で血圧が高いのを理由に献血も門前払いになってからは、
刺身やお寿司には醤油はかけない、つけない、
サラダにはドレッシングやマヨネーズはかけない。
(我が家にはだし醤油はあるけれど醤油もドレッシングもない。
マヨネーズはあるが家人用である)
でも、だからといって血圧は簡単に下がるような単純なものではない。
 
先日、ひさしぶりに血圧計で血圧を測ってみたら驚いた。
上が160超え、下が110超え。
こうなるとなんどもなんども測るのが人の常である。
けれども無情にも一向に数値は変わらない。
はぁ。。。
ついにわたしも降圧剤とやらにお世話になるのだろうか、と
覚悟はしていた。
満を持しての病院だった。
 
先生はふむふむとわたしの話を聞きながら、パソコンに
父が脳梗塞だとか、飲酒毎日だとか、運動は30分だとか、
わたしのダメっぷりを打ち込むと
「足で血圧を測ってみましょう」と言って看護師さんに指示をはじめた。
足~?
これは実際には、動脈硬化検査というもので、
両足首と両手に血圧計をつけ4箇所の部位を一気に測定するというものだ。
こうしてマシーンに繋がれたことで、わたしの末端部分は常に
それぞれちがう血圧を持ち波打っていることを知った。
こんなふうになすがままにされながら、わが身を俯瞰して眺めるのも悪くない。
つくづく体は<いれもの>だと改めておもう。
 
さてさて。
寝転んで測ったというのに、血圧は手よりも足のほうが高いのだった。
手は140前後の90前後。
足では150前後の90前後。
いずれも左右で微妙に違う。
このところの自宅で測る血圧よりずいぶん低くてひと安心。
先生より、とりあえず生活習慣の改善に務めるよう、なかでも
飲酒については休肝日を取れればいいですが、
(医師にとってわたしは赤の他人なのでそもそも叱りはしない)
と常識的なことを遠慮がちに言われて帰ってきた。
血管の硬さは中リスクの<やや硬い>。
身と心と同様に、血管も硬いより柔らかいほうがいいのだ。
やわやわ。
最高じゃあないですか。
やわらかい血管を目指して一緒に頑張りましょう。
 
   春分のスープひと匙海の味   漕戸 もり
 
 
塩分は一日6g以下で。
ひと匙っていう測りかたに翻弄される。