ジブリでなんとか潤いはじめた名古屋。
雨の名古屋駅はキャリーバックの見本市かと見間違うかのように
コロナ禍なんてどこ吹く風。人人人。
目的地まで、人と人とのあいだを潜り抜けながら歩くうち、
酔ってしまった。これぞ(人酔い)なのか。
酔うならお酒のほうが断然いい。
酒>人
この公式は知っていたけれど、備忘録として書いておこう。
休みくらい休めよ、とおもう。
名古屋はジブリ以前に、
トヨタをはじめとする自動車関連会社によって、
なんとか尊厳を維持させていただいている都市なので、
当然関連会社で働くひとたちが多い。
数多のトヨタ関連会社においては、
本日のような祝日は、出勤のことが多いことをおもえば、
キャリーバックを引きずっている方のほとんどは
県外のひとたちだと、もう面倒だから束にして決めつけてしまった。
だれかに義理立てて細かく裏どりをする必要なんてないのだ。
束にしてしまうと、急に心持ちが変わるから
人はほんとうに信用ならない。
休みは名古屋に来て休んでね、お金落としてってね、とほくそ笑む。
鮭>人
ふたたび、酒のつもりでsakeとキーボードを叩くと、
急に出現してわたしを困らせる鮭。
まあでも、この公式も案外真意をついているような気がするので、
訂正しないで残しておく。
現代短歌フェス名古屋2022というイベントに出かけた。
名古屋は車産業やジブリだけではない。
芸どころだった。
おもいださせてくれてありがとう。
歌人たちの談話は刺激的で興味深くひたすら学ぶ。
とかなんとか格好つけているが、いったい何を学んだのか。
歌集。
句集。
ひとりぼっちで取りこぼされてゆくこの感覚はなんだ。
歌人たちの熱量がひたすらにまぶしく、
眩しさには重みがあって、
とぼとぼと、背をまるめて会場を後にしたのだった。
人よりも歌が多くて人生を選ぶみたいにコギトモリ選 漕戸 もり
本日のイベントの成功は、
未来短歌会加藤治郎欄の有志様のすばらしいスタッフ力の賜物である。
秋月祐一さんが撮影された写真がTwitterにあげられているので
ご興味のある方はご覧ください。
あ。
わたしは金髪のおばけみたいに写っています。
おばけにはまちがいないのですが金髪ではありません。
いや待てよ。
あの瞬間だけ、
あしたのジョーのように髪が変色していたのかもしれない。
自分で自分をみられないのだから、大いにその可能性はあるのだった。
白髪に写らなかっただけよしとしよう。
