マスクをしなくてもいい場所や条件が公的に出された。
ワクチンも含めてコロナ禍の約2年半で、感染しやすい、或いはしにくい5W1Hを、
完璧ではないとしてもわたしたちは学んだ。
仕事の現場でも、マスクをしない方々をみかける機会がすこしずつ増えているようにおもう。
先日も、6~8名が掛けられる円卓が15ほど入ったパーティー会場で、
前のほうの、所謂主賓と呼ばれるクラスの方々が着席されていた卓の2つが、
ノーマスクだった。
おそらく、広く間隔を取ったレイアウトや感染対策をきちんとされていた主催者側へ、
敬意を表するという意味合いもあって、卓内で示し合わせてそのようにされたのだろう。
識者が揃ったパーティーだったので、いいのかどうかは別として好感を持った。
それでもこちらは司会者なので、祝辞の際のマイクの位置までの移動には、
マスクの着用をお願いするのだが、マイクは随分控えた場所に設定していて、
そのうえ、卓を移動されるときには黙ってするので、お願いしているはなから
なんだか、申し訳ありません決まりなんで
、のような気分になる。
こういう気もちとあとどれくらいつきあってゆくのだろう![]()
そのくせ実は、マスクを外すという行為を積極的に歓迎している気もちになれない。
一体この先、どうしたものか。
マスクのことを「顔パンツ」と呼んで、
もうマスクなしの生活は考えられないという人が、若い世代を中心にひろがっているらしい。
顔パンツ![]()
ネーミングのセンス良すぎ![]()
そりゃあもうあなた、パンツを履かずに出掛けるのを想像すると外せないです![]()
(ラインが出てしまう服を着るときでさえ、今では男女とも
Tバックという優れものがあるのだ
)
短歌や俳句等に関わっているので、寝ている以外は、
常に気のきいた言葉や単語に敏感な状態なのだが、「顔パンツ
」にはやられました。
短歌には使えないけれど![]()
あっ。
ちゃありぃさん(歌人小坂井大輔氏)なら使いこなすかも![]()
そういえば、まだコロナが流行しはじめのころ。
今ほど不織布マスクの効果が一番いいらしい、とも言われていなくて、
ユニクロのマスクがおしゃれでお値打ちで、いっとき店頭にマスクを求める人の列ができた。
回りにもユニクロのマスクをしている人が何人もいたのだが、
ユニクラーの友人(年下の男ともだち)が、
ある日からぴたりとユニクロのマスク着用をやめたので、どうしたのか尋ねると、
「いやぁ。友人から、おまえなんだか女のパンツ顔に貼りつけてるようにみえる![]()
と言われたんで、やめたんっす」とのこと。
そう言われてみると、皮膚にやさしい柔らかな素材と形は、
小さめのショーツを想像しないでもない![]()
こんなことがあちらでもこちらでもあったかどうか知らないが、
なんとなくその会話がきっかけで、わたしもユニクロのマスクをしなくなったし、
いつのまにかユニクロのマスクを求める行列もなくなった。
(あくまでも、初代ユニクロマスクです。
現在売られているマスクはいろいろと改良されて、品質も良くなっているとおもいます
)
いきなり脱げと言われても、いきなりではちょっと難しそうなマスク。
ルパンやあんぱんまんのように顔が替えられて、これは通勤用、こちらは仕事用、と
いくつか顔を持っていられるといいんだけど。
今回は、パンツパンツと御下品で申し訳ありませんでした![]()
次回は真面目に、短歌ホリック⑧を読んでみようとおもいます![]()
居酒屋でクイズ番組観ながらのあますなく隣人といふ梅雨めく
漕戸 もり