憩う人々 | 北京妄想王国

憩う人々


先日紹介した天壇公園

 

そこには、「世界に誇る中国の観光地」の一面と、

「市民の憩いの場」という一面がありました。

  


公園内の一角で、 

人々がゲームをしたり、楽器を奏でたり、

楽しそうに会話している光景を、

観光客はものめずらしそうに眺めながら通り過ぎます。

 

 

かく言うワタクシもついついカメラのシャッターを

切りまくっていました。

 

 

 

 

 

長廊  

 

 

水書道 (と言うかどうかは知らないデス)


 

これは北京の観光地で結構見られる光景です。

本当に上手です。シロウトですけどそう思います。

 

近くにご老人が座っていて

書いたものに対して批評(イチャモン?)していました。

書くほうも負けじと口撃。笑

 

北京人は議論好きです。

 

 

 

 

長廊

 

 

天壇公園の東側には、

350mにもわたる、長い廊下があります。

その廊下沿いに、かつて、皇帝の祈祷の際に捧げられた

供物を調理したといわれる部屋がずらりと並んでいます。

 

 

その長い廊下は、

強烈な夏の日差しを避けて人々が憩う

絶好のスポットになっていました。 

 

 

 


長廊

 

 

何やら民族楽器を奏でています。

中国の弦楽器独特の哀愁に満ちた音色。

 

弾いているの曲名は知りませんが、

とてもキレイな調べです。

 

 

観光客は立ち止まり、

その美しい音色に耳を傾けています。

 

  

 

長廊

  

 

 

近づいてみると、手書きの譜面。

自分で作曲したのでしょうか?!

 

おたまじゃくしではなく、全く見たことの無い譜面です。 

これが中国の音符なのでしょうか?

 

二胡を習っている人には読めるのかな。  

 

 

 

 

 

長廊

 

 

少し歩くと今度は二胡。

 

その二胡にあわせて、隣りのおじさんが歌っています。

 

 

その歌声は京劇のそれ。

西洋オペラとはまた違った、お腹に響く歌声です。

いったいどうやって、あの甲高い声を出すのでしょう?


もしかしたら京劇役者、もしくは以前習ったことある人か・・。

 


 

 

 

長廊

 

 

 

ここでは、オバサンが一人、曲にあわせて踊っています。 

 

ちょっとコメディアンぽいしぐさ。

オーディエンスが大笑いすることもしばしば。

 

いったい何がおもしろいのかわかりませんが、

見ていて楽しくなるのは確かです。 笑

 

  

 

 


長廊  

 

 

 

天壇公園の昼下がり。 


 

穏やかな時間が流れています。