シルクロード 麺紀行
長々と綴ったシルクロードの旅。
最後は、無類の麺好きである我々が、
ガイドの用意したレストランをことごとく断り、
無理やり現地の麺料理を案内させ、食べ歩いた
シルクロードの麺の数々をご紹介しよう!!
旅した順番とは逆に、東から西へ、
漢文化から中央アジア文化へ・・。
東西の食の伝播を感じながらお楽しみくださ~い。
敦煌
『敦煌といえば麺』といわれていることをはじめて知った。
昔の敦煌では、「麺を上手に作れない女は嫁に行けない」
と言われていたくらい麺が好きな土地らしい。
案内してくれたガイドももちろん自分で麺が打てるとのこと。
当然麺は美味を極めた~!!
敦煌に来たなら、
ホテルのレストランより巷のラーメン屋へGOだ!!
月桑(つきへんに桑)子面
十数年前まで、敦煌の人たちにとって
お正月や祝い事でしか食べられなかったという麺。
角切りの野菜、豆腐が入っており、
その具沢山なところがめでたかったのだろう。
街全体が豊になった今、どこででも食べられるそう。
そばつゆのようなスープはとても美味しかった。
ジャージャー面(?)
庶民の麺。
一人ひとりに、無造作に皿に盛られた麺が出される。
野菜炒め、卵とトマトの炒め物・・など
定番中華料理を好きなようにぶっかけて食べるらしい。
画像はニンニクの芽の炒め物を混ぜたもの。
麺を小碗に取って自分の好きなように味付けする。
現地の人は、酢をかけたり辛い何か(←不明)を混ぜたり
とにかくオリジナルで自分の味を作る作る。笑
ちなみにコレを食べたのは超~ローカルな農村の一軒。
食後、用を足そうとトイレにいったところ、あまりの汚さに、
食べたものを全部吐きそうになりました。
中国では、食前にトイレに行くことをオススメします・・。
鳥湯面
敦煌の朝食麺は「鳥湯面」と聞いて、
早起きして街の朝食麺屋へ繰り出してオーダー。
「朝からコレかよ!!」
と言いたくなるほどの劇辛!!
シンプル鶏がらスープを期待していたのだが・・。
上にのっているのはパクチー。
まだ半分寝ている胃袋に、完食は不可能だった。
野菜麺
ちょっとこぎれいなレストランで出された一品。
麺を練るときに野菜の汁を混ぜて作るのだそうな。
日本の茶そばのようだけれど、風味はやっぱり野菜。
淡白なスープに合ってとても美味!!
探せばまだまだありそうな敦煌の麺。
お次はトルファン~♪
トルファン
トルファンに来ると、中華文化が薄れ
中央アジアテイストが多くなってくる。
東西食文化の融合を感じたメニューが多かった。
餃子
これを麺とするかどうか・・。
でもワンタンぽかったので、紹介してみた。
トマトベースのスープに、羊肉とパクチーの餃子。
もう中華ではありません!!餃子なのに!!
美味しかったです。
パクチーも食べれるようになりました!!
ありがとうトルファン!!
豆豆麺
屋台の名物といってガイドがオーダーしてくれた麺。
豆がたっぷり入っているから豆豆麺。笑
ベースはやっぱりトマト。
麺は中華のソレなのに、スープは洋風。
トルファン辺りは、唐辛子、山椒、胡椒などの香辛料を
使わない土地柄なのか、全体的に味がマイルド。
ラストは・・
ウルムチ
ウイグル人比率はトルファンの方が多いはずなのに、
味はより中央アジア・・だったウルムチ。
拌面
『拌』とは、中国語で混ぜるという意味。
ということで、皿で混ぜ混ぜして食べる麺。
麺はラーメンの麺よりは、ツヤのあるパスタのそれ!!
ほとんどパスタを食べているようなカンジ。
野菜たっぷりで美味。
拌面(別の店)
幅広パスタというかラザニアというか・・。
てんこもりに羊肉とじゃがいも・ニンジンがのっていて
クリームパスタみたく、すご~く乳臭い!!
ワタクシ、食べれませんでした・・。
喰いに喰ったりシルクロードの麺。
体調最悪だったというのに、
この食に対する精神力は我ながらスゴイ。
しかし、
このつたないシルクロード麺紀行で満足できないアナタ!!
こちらをどうぞ!!
中国麺食い紀行
坂本一敏 著
アフェリエイトなぞ気のきいたことはしておりませんので、
書店・インターネットで探してみてください。
中国の麺の奥深さに驚愕です!!
・・ていうか、ココまで食べ歩いた著者に驚愕。
ちなみに敦煌のホテルの売店で購入。(←何でだ?)
以上!!
・・最近とっても不安定な我が家のインターネット事情。
もしかしてアクセス制限?!
・・そんなことないよね・・。