「王朝」考察
ワタクシの小さい頃の夢。
・・
漫画家。
実家には、小学校の頃に描いた作品が未だに残っている。
タイトル 『ようきひ伝』
ぐは~っっ!!
タイトルだけでも恥ずかしい!!!
ようきひ=楊貴妃
楊貴妃は実はスゴイ悪女で、
気に入らない女を殺しまくり、
言うことを聞かない人間を落としいれ、
皇帝をたぶらかしてやりたい放題をする・・
というストーリー。
ノリは「悪魔の花嫁」
読み返す度に大爆笑!!
か~な~りお粗末。
中にこんないでだちの人たちが登場します!!
おかしいです・・。
辮髪は満州族の髪型。右は西太后。
そう・・これは清の時代の服装です!!
楊貴妃が生きていた唐の時代は、たぶんこんなカンジ。
↓
竜宮城の乙姫様のイメージかなあ。
・・と、マチガイを指摘してみたところで
ワタクシの昔の中国のイメージは、
未だに各時代がミックスされてゴチャゴチャ。
漫画を描いていた当時と比べて大分知識は増えたけれど
厳密な時代ごとの違いなんて分かっていない。
ガイジンが十二単と振袖と浴衣の違いが
よく分からないのと一緒だ。
敦煌では、観光用の中国(昔の中国ってこと)は
唐(宋?)の時代のものだった。
(ワタクシのあいまいな知識レベルで)
薄絹をまとい、なまめかしく踊り歌う女性。
日本の奈良時代を彷彿とさせる壁画。
仏教の影響が色濃く残る建物群。
北京に残る「中国の歴史」とは違う。
長安(現西安)を東の起点に西ローマまで続いたシルクロード。
敦煌をはじめ数々のオアシス都市には、
中国と西域の文化が入り乱れ、発展していく。
最も栄えた時代は唐代。
その後、造船技術と航海技術の進歩により
交易の中心が、広州からインド洋を通りアラビア半島へ至る
海のシルクロード・南海路へ移り、明代以降陸路は衰退していく。
王朝は漢族からモンゴル族、そして満族支配と移り変わり、
都が長安から北京に遷都され、文化や風習も変わっていった。
シルクロードの繁栄とともにあった敦煌は 最盛期である唐代
(またはその後シルクロードが廃れるまでの王朝)で
時間が止まってしまったんだな~。
だからこそ、今、世界遺産として認められたんだろうけれど。
栄枯盛衰・盛者必衰
皇帝気分で敦煌舞を観劇しながら
そんな事を考えた。
そして思い出した。
学生時代、
「アルプス一万尺」
に合わせて、中国歴代王朝を暗記したことを。
殷・周・東周・春秋・戦国
ア ル プス いちまじゃく
晋・前漢・新・後漢 魏・蜀・呉 西晋・東晋・宋・斉・梁・陳・隋
こやりの う えで あるぺん おどりを さあおどりましょ
五湖十六・北魏・東魏・西魏・北斉・北周
ら~んららんらんらんらんらんらん ら~んららんらんらんらんらん
隋・唐・五代十国・宋・金・南宋・元・明・清~♪
ら~んららんらんらんらんらんらん らんらんらんらんら~ん♪
(隋重複)
ブラボ~ッ!!!!