敦煌へ
中国 甘粛省の西端のオアシス都市 敦煌
知り合いの中国人に
「日本人の一番人気の観光地は敦煌」
と言わしめる、
この都市を一躍有名にしたのは、
もちろんNHKの伝説的番組「シルクロード」。
・・と、もうひとつ
映画「敦煌」
ワタクシは映画派。
小さい頃、父親とわざわざ映画館まで見に行った。
その後、何度も何度も観かえした、
大好きな映画のひとつ。まさか本当にココを訪れる日がこようとは・・。
映画「敦煌」のロケ地!!
当時、映画撮影の為に、敦煌郊外に
三億円位かけて一大セットを作った。
当時の城郭、街並みが見事に再現されている。
撮影終了後、敦煌市に譲り渡され、
観光名所のひとつとして、また
中国歴史ドラマの撮影セットとして活躍している。
さながら京都の太秦。
観光客は20元で入場でき、
運がよければ撮影風景に出会えるかもしれない。
東城門
映画のクライマックス。
李元昊(渡瀬恒彦)が騎馬隊を率いて
敦煌に攻め入ってくるシーン
に使われた城郭!
う~ん。感動。
東城門には登ることもでき、
そこからは遠く続くゴビ(荒地)、
その先に臨む砂漠を見渡すことができる。
朱王礼(西田敏行)、趙行徳(佐藤浩市)らが、
甲冑を着て撮影をしたと思われる城壁。
武器なども置いてあり、雰囲気ある~。
ガイドさんに無理言って案内してもらってよかった♪
敦煌といえば「莫高窟」。
でも、時間が許せば、ここ「古城」へ
行ってみるのもおもしろい。
乾いた空気と砂漠の文化が充満した
漢族・ウィグル族の各都市、観光地の中で
ふと感じる日本のかほり。
当時、過酷な撮影で多くの馬が死んだ。
その馬の死を悼み追悼の碑が建てられている。
日本の撮影隊が残したものだ。
ウェットな日本の文化。
誇るべき文化。