野生の王国 ~森の人~
今回の旅で新たに王国の住人となった
ボルネオのお方。
マレーシア語で「森の人」
オランウータン
コタキナバルから飛行機で40分。
ボルネオ島の北東に位置する街
サンダカン郊外に、世界一といわれる
オランウータンの保護区がある。
登山と合わせて絶対行きたかったところだ!!
ここは、
母親をなくしたり、生き別れになったオランウータンを保護し、
森へ帰って自立できるようにトレーニングをする施設だ。
一日2回のエサの時間に合わせて
観察ポイントへの入域が許可される。
入域早々、数メートル先にオランウータンの親子が!
「ちょっと!!アンタ達!うっと~し~のよ!」
子供を連れているので、
時おり振り返り、「土の字開脚」で威嚇!
人間は驚かせないように、刺激しないように
黙って親子の歩幅に合わせて進む。
歩くこと数分・・・
エサやりポイントに到着。
時間が近づくと、
回りに張り巡らされているロープが揺れ始め、
オランウータンが次々とやってくる!
『オランウータン飯タイム劇場』
「わ~い♪エサの時間だ~♪」
「おい!早よ~行くばい!!」
「そげん!引っ張らんでっ!」
「よかろ~もんっ!早よ来んね!」
「いい加減うるさいったい!!ヴォケが~!!!」
ごすうぅっ
「ひいぃぃぃっ」
「飯がきた~っ!!」
「わ~い♪」
「いつもご苦労さんやの~」
「ちっ、今日はバナナじゃね~のかよ」
「あの飼育員使えね~な」
「ったく、しゃ~ねえから喰ってやるか~」
「むしゃむしゃ・・
アタシは座って喰うのはキライなの!
女の子だもん」
「森末さんよ~。
ニッポン体操界に引き抜きたい逸材やないんか~?
こんなことできる奴おるか~?
バナナで手を打たんこともないで~?」
「俺も俺も~っ!
こんなんできます~っ!」
という世界が日々繰り広げられている
・・かもしれない
セロピック・オランウータン・リハビリテーション・センター
ボルネオにお越しの際は是非
足を運んでみましょう!