魚を買ったはなし | 北京妄想王国

魚を買ったはなし

北京に戻って以来、

海の魚を食べていなかったワタクシ。

どうもこうも我慢できなくなって、

魚を買いに行くことにした。

 

北京では魚介を手に入れるのは難しい。

近所のスーパーには魚コーナーが無い。(冷凍はある)

買いたければ大型スーパーか魚介のある市場に行くしかない。


せっかくなので、

市場で魚を買ってみることにした。

初体験だ!


 

市場の魚介コーナー。

久しぶりの生の魚・魚・魚。

カレイ、アジ(に見える)、太刀魚、海老

さらにアンコウすっぽん!!などがある。

なかなかの品揃えだぞ。

 

見ていると、おばちゃんが奥から、さらに魚を出してくる。

「新しいものあるよ~!!」

おばちゃんニッコニコ。

あーだこーだ説明してくれるが、よく聞き取れない。

まあ、今回はお試しで・・。

そんな気持ちで一匹購入した。



おさかな  

サバ? 12元

 


家に帰り、

早速さばくべし!と、魚をまな板に載せる。 


・・・ん?


よく見ると全然新鮮じゃないぞ。

目は濁り、腹の部分はブヨブヨ。

若干臭いも発生している。

実家なら「捨てれ~。猫にやれ~。」というレベル。

 

 

しかし、ここは内陸北京。

もともと魚介を食べてきた地域ではない。

流通も日本ほど発達していないだろう。

贅沢言っちゃイカン!!、と気を取り直し、

三枚におろし始める。

 

 

腹の部分に切り込みを入れる・・・。

 

ウッ・・・!!

 

ドロ~ン!! ベチョ~ン!!! ダラ~ン!!!!

な・・馴染みの無い感触だ~・・!!!!!

  

 

ワタクシは魚の血やら内臓を、

いや~ん!怖い~!!残酷~!!

と思うことは無い非情な女。

 

しかし・・この物体は、かなり気持ち悪い!


 

負けるもんか~っ!!と

気合で三枚に下ろした。


切り身はボロボロのグニャグニャ。

心なしゼリー状の部位有り。


・・こりゃダメだ・・。

完全に腐敗がスタートしてる・・。

キッチンも臭ってきた!!


・・・ 

お魚さん、ごめんなさい。

ワタクシ喰えません・・。

  

  

◆教訓

 市場での買い物(魚介)は、見て、触って、匂って

 すべてを確認した上で購入すべし。