「日本鬼子」誕生秘話
今北京では日本同様韓流ブーム。
中国でも「チャングムの誓い」が放送され、
大人気だ。
中韓の文化的蜜月。
いいなあ、
と思っていた矢先に見つけた一冊。
中国人 日本人 韓国人
金文学 著
著者プロフィールを見ると、
大学で日本文学を学び、その後日本留学、
韓国文化も学んで、現在は
日本の大学で教鞭をとっている方らしい。
タイトルどおり三国の文化・風俗・国民性を比較した内容だ。
「要吃男人的睾丸?」 キ●タマが食べたい?
のっけからスゴイ事が書いてある。
日中間のあるエピソードのようだ。
ワタクシ、また頑張って訳してみる。
先の戦争中、日本軍の一団が中国の村を制圧した。
言葉が通じないので、日本人の一人が
「我欲食大卵多数」
と書いた紙を村長に渡す。
中国語にはない表現だが、
なんとなく了解した村長は、急いで
「没有大卵」
と書いて返す。
日本人は自分たちの要求が
ひどすぎたのかもしれないと思い、今度は
「小卵小数」
と書いて渡す。
それをみて、中国人は思った。
日本人はなんて野蛮で残酷なんだ~っ!! と。
そして日本人のことを「日本鬼子」と呼んだ。
なぜなら
「卵」は中国ではキ●タマの意味だったから。
ということらしい。
・・・たぶん。
同じ漢字文化圏だから意味が通じると思って
やらかす失敗だ。
本書ではそのような過去に起きた出来事、
著者が体験したエピソードなどを加えながら
三国のいろいろな点での相違を紹介している。
写真も多く、
何について書かれているかわかりやすい。
各国の女性美観、なんかもあってとっつきやい。
初版は2002年。
本書は中国語の訳者がいるので、
もしかしたら、
もともとは日本語で書かれていて、
日本で出版されているものかもしれない。
ワタクシが訳した内容と全然違っていても
それはワタクシの語学能力が無い、
ということでご了承を・・・。