しおじのし -11ページ目

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

今日の占いがどれだけ良くても
君ん家の空が曇っていては
意味がない。
僕はベッドの上で
一日中ゴロゴロする事で
今日の幸運を無駄にするかも。

僕ん家は何かと便利で
占いより美味しいピザが届く。
君の手料理は食べた事ないけど
美味しい事は
ベッドの上からでもわかる。

君が見せてくれる
君のうわべだけの事で
何かシアワセノヨウなんだけど
やっぱ気になるのは
君ん家の空の模様で
占いほどに天気予報が
僕の手のひらに
溢れているから

今日はドアを開けて会いにいくんだ。


わたくしは
ただ貴女の苦悩と苦痛に
歪む顔が見たいだけで
決してあなたを痛めつけたいのでは
ありません。

あたしは
この偏向した性癖と精神に
手助け下さる貴女のために
ひたすら
その姿を見て欲しいだけなのです。

吹く風が離れていても
吐息が近くても
歓喜と長悦のスパイラル
堕ちていくだけじゃない。
その姿形を誰しも知らないのに
輪郭をなぞる愛などいらないだけ。
いつでも形を変えて現れるだけ。


またこうして目を覚ます。
家族のこと 友人のこと
ムスメのコト シゴトのコト
ナカマノコト カラダノコト
浅い眠りの現実的な夢を見て
うつつな中で奇声を挙げるんだ。
つまんねぇ人生!
過去を羨み人を蔑み
自分の選択と旅人の偶然にも
浅い眠りの現実的な闇を見て
今日もまた繰り返すんだ。
まだまだ時間は沢山残されている事を
誰よりもお前が気付いて無いだけなのに!

もう一度目を閉じよ。