季節は |    しおじのし

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

季節は少しずつ刻み
僕たちに歩く速度を教えてくれる。
明日は、明日こそはと思う希望は
時に老いた北風に吹き飛ばされる。
過去に、あの頃あった記憶でさえも
不意に偏西風が拭い去ることも。

しかし、
季節は毎日、
毎日歩みを停めずに変わります。
一つひとつ積み重ねるように
ひとつ先の季節を望ませながら歩むのです。

誰とも云わずー
そう。僕だけではなく。
一人前に歩けるようにと、ひとつ先の季節を望ませながら歩むのです。
求めるからではなく
望むから進むかのように。