三日月長く続く階段を登った先には大きな三日月が待っていた。そのままにやりと眺 めながら夜行列車に乗った私を窓ガラス越しに差し続ける。何をしに来た。何をしに来た。無知で無力な私を照らす。お前の笑顔は嘘をつくだろう。にやりと笑うは嘘の日だろう。闇夜を照らすよな嘘をつく、私は必死に逃げるのです。にやりと笑う三日月がさっき捨てた嘘を照らす前に。