響きの向こう |    しおじのし

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

足りない・・・

足りないと、

求めすぎた僕らは

行き止まるはずの無い回廊を

小刻みな歩調で歩いていた。


甘すぎる・・・

甘すぎて辛いと

注文しすぎた彼らは

枯れた葉を仰いで

秋空に目を細めている。


団地の公園に響く

遊ぶ子供の声。


あそびましょあそびましょう。


幾年過ぎても変わらない風

視線の先に未来。

大切に視線を下げることは


何よりも…