君越しに夢 |    しおじのし

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー


曇天の夢しか見ないんだと
君はそんな僕を笑う。
海岸に向かう長い電車。
二人掛けの窓からみてる。
もう4回目の川を渡ったよ。
居眠りしてる君
君越しに空を見る。

天然色の夢を観るわ。
頭をくっつけたまま
このままお昼寝できたら
少しだけ色を分けてあげる。

そうしよう。
今日の旅が思い出になれば
もっと夢見ることも増えるだろうし。
天然色の夢を。