風の国 |    しおじのし

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

悲しみが
風と共に窓をたたくと
暑くなったこの部屋
みんなの声も静かに沈んだ。

非常ベルが鳴っても

誰一人として立ち上がらない。
立ち上がらないのは

急にやって来たせい‥

知らんぷりだったせい。