それに僕らは気がつかない。 |    しおじのし

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

バベルの塔の下

寒々した
蒼きイルミネーション。

ー何故造りたがる。


乗り越した深夜タクシー
眼鏡のまま洗った顔
鏡の中のお前

中毒症の眼。
不甲斐なき希望

凍える私。

ー何故繰り返す。


ビル風に寒い朝
自分達が造った塔だろ。

寒々したイルミネーションまで。

その濡れた手でなにを掴む。

消えていく肖像‥
人はすぐ造りたがる。